仏検察、エプスタイン問題で人身売買・脱税疑惑を捜査
写真は故ジェフリー・エプスタイン氏が所有していたアパートの外観。2月17日、パリで撮影。REUTERS/Benoit Tessier
Gianluca Lo Nostro
[パリ 18日 ロイター] - フランス当局は、米国で性的虐待などの罪で起訴され、その後死亡した富豪ジェフリー・エプスタイン氏に関する捜査資料「エプスタイン文書」の公開を受け、同氏の関係者を対象とした人身売買および金融詐欺に関する広範な捜査を開始した。
パリ検察当局のローレ・ベクオー検事は18日、フランス・アンフォラジオに対し、捜査は公開資料と児童保護団体からの告発を基に進めると述べた。
捜査は人身売買に焦点を当てるものと、マネーロンダリング(資金洗浄)・汚職・脱税などの犯罪を対象とするものに分けて行われる。
ベクオー氏の事務所は電子メールの声明で、これまで名乗り出ていなかった人身売買の被害者がエプスタイン氏の報道を受けて、声を上げることを期待すると述べた。
捜査では5人の検察官が公開資料を精査し、フランス国民が性的犯罪や金融犯罪に関与した可能性を示す手がかりがないか探る。
当局は既に、ジャック・ラング元文化相と同氏の娘カロリーヌ氏について、脱税の疑いで予備調査を開始している。
また、フランス外交官のファブリス・エイダン氏が国連文書をエプスタイン氏に渡した疑いなどを含む、他の3件の疑惑についても捜査中だ。エイダン氏はこの疑惑を否定している。
米司法省が公開した文書には、エプスタイン氏が凱旋門近くの高級マンションを所有し、パリを頻繁に訪れていたことを示す飛行記録や電子メールが含まれている。





