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イスラエル首相、ガザ和平第2段階移行の重要課題を米大統領と協議へ

2025年12月08日(月)08時46分

11月18日、ガザ地区との境界付近でイスラエルの車両を輸送するトラック。REUTERS/Amir Cohen

Alexander Cornwell

[エルサレム 7日 ロイター] - イスラエルのネタニヤフ首相は7日、パレスチナ自治区ガザの和平計画を巡ってイスラム組織ハマスの武装解除を目指す「第2段階」への移行が間近に迫っているとし、多国籍治安部隊を派遣するかどうかといった幾つかの重要な課題の解決が必要だと訴えた。それらに関し、今月後半に訪米してトランプ米大統領と会談する際に協議することを明らかにした。

ネタニヤフ氏はエルサレムで、ドイツのメルツ首相と共同記者会見で語った。イスラエルの首相官邸は11月、ネタニヤフ氏がホワイトハウスへの「近い将来」の招待を受けたと発表した。ただ、具体的な訪問日程は公表されていない。

メルツ氏も第2段階が「今すぐに開始されなければならない」と強調した。

イスラエルとハマスの停戦は10月に発効したが、双方ともに相手の停戦合意違反を非難し合っている。第2段階はガザに暫定自治政府を樹立し、多国籍治安部隊が展開され、ハマスは武装解除する計画になっている。

ネタニヤフ氏は、ハマスが停戦を守るだけではなく、武装解除とガザでの武装解除に関する「約束」を確実に履行することが重要だと強調。イスラエルには「軍民調整センター」が設置されたものの、和平計画には期限が設けられておらず、関係当局者からはそれを進めるための努力が停滞しているとの声が漏れている。

ネタニヤフ氏は「時間軸はどうなるのか。どのような部隊が派遣されるのか。国際部隊は派遣されるのか。そうならない場合、代替案は何か。これらは全て議論されている課題だ」と訴え、そうした点が核心的な問題だと説明した。

ロイター
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