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香港当局、高層住宅火災受け防護ネット全面撤去へ

2025年12月04日(木)15時29分

 12月4日 香港当局は少なくとも159人の死者を出した高層住宅群の大規模火災を受けて、火災の原因とみられる防護用ネットを市内全域の改修工事中の建物から撤去している。写真は4日、新界地区の高層住宅群「宏福苑」で撮影(2025年 ロイター/Vernon Yuen)

Clare Jim Mei Mei Chu

[香港 4日 ロイター] - 香港当局は少なくとも159人の死者を出した高層住宅群の大規模火災を受けて、火災の原因とみられる防護用ネットを市内全域の改修工事中の建物から撤去している。

3日夜の通達で、「公共の安全を守り、住民と企業の安心を確保する」ため、6日までに全ての公共・民間の住宅で防護用ネットを直ちに撤去するよう命じた。

検査官がネットの安全基準適合を確認するまで、市内全域で改修工事は事実上無期限で停止される見通しだ。香港発展局のバーナデット・リン(寧漢豪)局長は3日、撤去費用は請負業者が負担しなければならないと述べた。

香港当局は来週、全ての防護用ネット資材に対し、現場での抽出検査を義務付ける新たな実務上の規範を公布する予定だ。これにより、ネットは指定された試験機関によって関連要件への適合が認証された場合にのみ設置が許可される。

ロイター
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