英利下げ支持には雇用と消費の軟化必要=グリーン中銀委員
写真はロンドンの職業紹介所の看板。2024年9月、ロンドンで撮影。REUTERS/Mina Kim
[ロンドン 1日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)のグリーン金融政策委員は1日、利下げを支持するには労働市場や消費のさらなる軟化の兆候が必要になるという認識を示した。
CNBCのインタビューで、「労働市場がさらに悪化し、それが失業率だけでなく雇用にも表れてくる必要がある」と指摘。「消費の見通しがわれわれの予想よりもはるかに弱くなるなら、私の見方も変わるかもしれない」と語った。
中銀は11月上旬の会合で、5対4の僅差で金利据え置きを決定した。グリーン氏は金利据え置きに賛成票を投じた。
先週には、政府が予算案に盛り込んだ家計のエネルギー料金引き下げについて、国民のインフレ期待を押し下げる効果があるかもしれないとの見方を示した。ただ、明確な知見を得るには時期尚早だとした。
金融市場は、中銀が今年末までにあと1回の25ベーシスポイント(bp)利下げを実施し、政策金利が3.75%になると予想している。





