米陸軍トップ2人がキーウ訪問、和平交渉復活目指し＝ポリティコ

　１１月１９日　米政治専門サイト「ポリティコ」は１９日、米陸軍のトップ２人が異例となる戦時中のウクライナ首都キーウ訪問を行ったと報じた。写真はランディ・ジョージ陸軍参謀総長。９月１９日、米ワシントンで撮影（２０２５年　ロイター／Daniel Becerril）

[１９日 ロイター] - 米政治専門サイト「ポリティコ」は１９日、米陸軍のトップ２人が異例となる戦時中のウクライナ首都キーウ訪問を行ったと報じた。ロシアとの和平交渉を復活させるためウクライナ指導部と会談するとしている。

ドリスコル陸軍長官とランディ・ジョージ陸軍参謀総長は、ウクライナのゼレンスキー大統領、上級司令官、議員らと会談する予定という。

これとは別に、米紙ウォール・ストリート・ジャーナル（ＷＳＪ）によると、ドリスコル氏はまた、ロシア高官とも後日会談する見込み。

ホワイトハウス、米国防総省からのコメントは得られていない。

トランプ米政権はロシアとの協議を通じ、ウクライナ戦争終結に向けた新たな計画を水面下で策定していると、米ニュースサイトのアクシオスが１８日、米ロ当局者の話として報じた。

ＷＳＪによると、ホワイトハウスがドリスコル氏や上級司令官を起用したのは、ロシアが軍事関係の仲介者により良い反応を示すかもしれないという期待や、これまでのほとんど実りのないやりとりに対する不満からだという。