フィリピンの大規模な反汚職デモが2日目に、政府の説明責任追及
フィリピンの反汚職デモは17日に2日目に入り、20万人以上が参加した。マニラで16日撮影(2025年 ロイター/Noel Celis)
[マニラ 17日 ロイター] - フィリピンの反汚職デモは17日に2日目に入り、20万人以上が参加した。洪水対策プロジェクトの汚職疑惑に対する政府の説明責任を追及している。
マルコス大統領は13日、欠陥プロジェクトの責任者はクリスマス前に投獄されると宣言。このスキャンダルはマルコス氏が8月に治水事業の監査で不正を発見したと明らかにして以来拡大している。
公共事業関係者、大手建設会社の幹部、議員らが関与しており、場合によっては存在しない治水事業によって私腹を肥やしたとされている。
マルコス氏は治水プロジェクトにおける汚職疑惑を調査するパネルを設置した。
デモ参加者のアーメリン・バンドリルさん(35)は「このプロセスが始まってから約100日経つが、証拠はたくさんあるのに誰も投獄されていない」と訴えた。
多くのデモ参加者はテントを設営し、16日に始まって以来60万人以上を動員しているこの抗議デモが終わる18日まで滞在する予定だ。デモは200万人のメンバーを擁する教会が組織した。





