エプスタイン文書「隠すものない」と米下院議長、公開巡る採決控え

１１月２３日、ワシントンのホワイトハウスで撮影（２０２５年　ロイター/ジョナサン・アーンスト）

［ワシントン　１６日　ロイター］ - ジョンソン米下院議長は１６日、性的虐待罪で起訴された後に死亡した富豪ジェフリー・エプスタイン氏に関する司法省の文書公開を問う採決について、エプスタイン氏による性的虐待などとトランプ大統領の間に何らかの関連があったという疑惑に終止符が打たれるとの見方を示した。

ＦＯＸニュースの番組で「彼ら（民主党）はトランプ大統領が何らかの関係があるという説で彼を追及するためにやっている」とし、「エプスタイン問題が彼らの戦略の全てだ。だからわれわれは、その武器を彼らの手から奪い取るつもりだ」と述べた。その上で「とにかくこの問題を終わらせて前に進もう。隠すことは何もない」と語った。

文書公開を問う採決を求める請願書の当初の提案者である民主党のカンナ下院議員は、４０人以上の共和党議員が賛成票を投じるとの見方を示した。下院の議席数は共和党が２１９、民主党が２１４。