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タイ、カンボジアとの停戦合意履行を停止へ 国防相が表明

2025年11月11日(火)14時16分

写真はカンボジア軍の兵士。8月1日、カンボジアのオッダミアンチェイ州で撮影。REUTERS/Soveit Yarn

[バンコク 11日 ロイター] - タイのナタポン国防相は11日、トランプ米大統領立ち会いの下で先月署名された隣国カンボジアとの停戦合意について、履行を停止すると表明した。

また、現在タイ軍が拘束している18人のカンボジア人捕虜の返還を停止すると記者団に語った。軍の再配置については回答を控えた。

7月に5日間にわたって衝突した両国間の緊張は、4人のタイ軍兵士が負傷した10日の地雷爆発を受けてエスカレートしている。

タイ軍は、カンボジアが新たな地雷を設置したと非難している。カンボジア国防省は11日の声明で、地雷設置を否定し、これまでの地雷原で警ら活動を避けるよう求めた。また、停戦合意に基づいてタイ側と協力する姿勢を示した。

タイのシーハサック外相は、停戦履行停止の決定について米国のほか、東南アジア諸国連合(ASEAN)議長国のマレーシアに説明するとし、「カンボジアの発言は不十分だ。今後どのような姿勢を示すのかを見守る必要がある」と述べた。

ロイター
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