タイＣＰＩ、10月は前年比0.76%下落 7カ月連続マイナス

写真は市場で買い物をする人々。バンコクで8月撮影。REUTERS/Athit Perawongmetha

［バンコク　５日　ロイター］ - タイ商務省は５日、１０月の総合消費者物価指数（ＣＰＩ）が前年同月比０．７６％下落したと発表した。マイナスは７カ月連続で、中銀の目標レンジも８カ月連続で下回った。

ロイターがまとめた予想は０．７０％下落、中央銀行のインフレ目標レンジは１─３％。

商務省は、１１月もインフレ率が下落するとともに、通年でもマイナスになる可能性があるとの見通しを示した。

変動の大きいエネルギーと生鮮食品価格を除いたコアＣＰＩは１０月に前年比０．６１％上昇した。

商務省高官は、コアインフレ率はなおプラスで、需要に問題はないと指摘。政府の施策が消費とインフレの上昇を後押しすると述べた。