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中国の軍備増強「世界最大」、各国は対応必要=豪国防相

2025年11月04日(火)11時40分

 オーストラリアのマールズ副首相兼国防相(写真)は4日、シドニーで開催中の「インド太平洋シーパワー会議」の冒頭演説で、「現在、世界最大の軍備増強を行っているのは中国だ」と述べ、南シナ海を含む海上貿易ルート(シーレーン)を防衛するオーストラリア軍の任務が危険度を増しているとの認識を示した。シドニーで9月撮影(2025年 ロイター/Hollie Adams)

Kirsty Needham

[シドニー 4日 ロイター] - オーストラリアのマールズ副首相兼国防相は4日、シドニーで開催中の「インド太平洋シーパワー会議」の冒頭演説で、「現在、世界最大の軍備増強を行っているのは中国だ」と述べ、南シナ海を含む海上貿易ルート(シーレーン)を防衛するオーストラリア軍の任務が危険度を増しているとの認識を示した。

マールズ氏は、中国が戦略的な安心感を与えずに軍事力増強を実施しているため「オーストラリア、そして非常に多くの国が対応を要求されている」と強調。オーストラリアは「より能力が高く、致命的打撃を与える、長距離対応の海軍」を構築するために防衛支出を増やしていると語った。

 シーレーンはオーストラリアの国益の中核部分だとも述べた。

オーストラリアは日本からのフリゲート艦調達、米企業アンドゥリルとの水中ドローン開発、インド洋に面した海軍造船所の拡張などを進めている。

ロイター
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