ニュース速報
ワールド

ロス山火事、消火活動を強化 再び強風で拡大の危険高まる

2025年01月14日(火)13時31分

米カリフォルニア州ロサンゼルス近郊で7日に発生した2つの大規模な山火事は、13日から予想される強風でさらに拡大する可能性があり、消防当局は消化活動を強化している。1月10日、パシフィック・パリセーズで撮影(2025年 ロイター/David Ryder)

Chad Terhune Jorge Garcia

[ロサンゼルス 13日 ロイター] - 米カリフォルニア州ロサンゼルス近郊で7日に発生した2つの大規模な山火事は、13日夜から14日にかけて予想される強風でさらに拡大する可能性があり、消防当局は消火活動を強化している。

米国立気象局によると、乾燥した強い風「サンタアナ風」は13日に時速48─80キロに達したが、強風のピークは14日午前4時(日本時間午後9時)ごろから予想され、時速120キロに達する可能性があるという。

消防当局によると、8500人以上の消防隊員が空と地上から消火活動に当たり、延焼の拡大を防いだが、依然として危険な状況という。

ロサンゼルスだけでなく、州南部の他の郡でも火災の危険性が高まっており、影響を受ける可能性のある地域に消防隊が配置されている。

火災により、これまでに少なくとも24人が死亡し、1万2000棟超の建物が損傷した。

ロサンゼルス郡では13日午前時点で、9万2000人以上に避難命令が出されている。この数は一時、15万人以上に達していた。また、8万9000人に避難勧告が出ている。

ロサンゼルス西部の高級住宅地パシフィックパリセーズ地区の火災は延焼面積が96平方キロ、鎮火率は14%となった。州当局によると、東部イートン地区の火災は延焼面積が57平方キロ、鎮火率は33%。北部で3.2平方キロに広がった3番目の火災は鎮火率が95%となり、郡内の他の3つの火災もここ数日で完全に鎮火した。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

米年末商戦売上高が初の1兆ドル超えか、伸び率は鈍化

ビジネス

FRB、現時点でインフレ抑制に利上げ必要ない=クリ

ビジネス

NY外為市場=ドル下落、米労働市場の弱さで利下げ観

ワールド

メキシコ中銀が0.25%利下げ、追加緩和検討を示唆
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:高市早苗研究
特集:高市早苗研究
2025年11月 4日/2025年11月11日号(10/28発売)

課題だらけの日本の政治・経済・外交を初の女性首相はこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎の存在」がSNSで話題に、その正体とは?
  • 2
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 3
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 4
    「これは困るよ...」結婚式当日にフォトグラファーの…
  • 5
    虹に「極限まで近づく」とどう見える?...小型機パイ…
  • 6
    「遺体は原型をとどめていなかった」 韓国に憧れた2…
  • 7
    NY市長に「社会主義」候補当選、マムダニ・ショック…
  • 8
    「なんだコイツ!」網戸の工事中に「まさかの巨大生…
  • 9
    クマと遭遇したら何をすべきか――北海道80年の記録が…
  • 10
    あなたは何歳?...医師が警告する「感情の老化」、簡…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎の存在」がSNSで話題に、その正体とは?
  • 3
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読み方は?
  • 4
    9歳女児が行方不明...失踪直前、防犯カメラに映った…
  • 5
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 6
    「日本のあの観光地」が世界2位...エクスペディア「…
  • 7
    だまされやすい詐欺メールTOP3を専門家が解説
  • 8
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺…
  • 9
    【ウクライナ】要衝ポクロウシクの攻防戦が最終局面…
  • 10
    虹に「極限まで近づく」とどう見える?...小型機パイ…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 5
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になり…
  • 6
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 7
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 8
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 9
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 10
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中