ニュース速報
ワールド

ハリス氏、アラブ系米国人指導者らと会談 支持回復狙う

2024年10月07日(月)10時25分

米大統領選の民主党候補ハリス副大統領は4日、ミシガン州フリントでアラブ系住民やイスラム教指導者らと会談する予定。2人の関係筋が明らかにした。10月4日、米ミシガン州で撮影(2024年 ロイター/Elizabeth Frantz)

Nandita Bose Andrea Shalal Jeff Mason

[ワシントン/フリント(米ミシガン州) 4日 ロイター] - 米大統領選の民主党候補ハリス副大統領は4日、ミシガン州フリントでアラブ系米国人やイスラム教の指導者らと会談した。米国のイスラエル支援に反感を持つ有権者の支持を取り戻すことが狙い。

陣営関係者によると、ハリス氏は30分ほどの会談で、パレスチナ自治区ガザでの苦しみやレバノンでの民間人の犠牲について懸念を表明し、戦争を終わらせるための取り組みを協議。また、地域の戦争を防ぐ取り組みについても話し合ったという。

一方、「アラブ・アメリカン研究所」の創設者で民主党全国委員会の長年のメンバーであるジム・ゾグビー氏は招待を辞退したという。

同研究所が最近発表した調査によると、ハリス氏と共和党大統領選候補トランプ前大統領はアラブ系米国民の間で支持率がほぼ拮抗している。

<自動車産業への支援約束>

ハリス氏は、この会談の後には全米自動車労働組合(UAW)のショーン・フェイン委員長と会い、ミシガン州の自動車産業への支援を約束した。

一方、トランプ陣営の広報担当者は、ハリス氏について「2035年までに全ての内燃機関車を禁止するという自身の提案をまだ支持しているかどうかミシガン州民に伝えておらず、最低でも3万7000人の自動車産業の雇用を危険にさらしている」と述べた。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

アングル:失言や違法捜査、米司法省でミス連鎖 トラ

ワールド

アングル:反攻強めるミャンマー国軍、徴兵制やドロー

ビジネス

NY外為市場=円急落、日銀が追加利上げ明確に示さず

ビジネス

米国株式市場=続伸、ハイテク株高が消費関連の下落を
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:教養としてのBL入門
特集:教養としてのBL入門
2025年12月23日号(12/16発売)

実写ドラマのヒットで高まるBL(ボーイズラブ)人気。長きにわたるその歴史と深い背景をひもとく

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「最低だ」「ひど過ぎる」...マクドナルドが公開したAI生成のクリスマス広告に批判殺到
  • 2
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入ともに拡大する「持続可能な」貿易促進へ
  • 3
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 4
    中国最強空母「福建」の台湾海峡通過は、第一列島線…
  • 5
    おこめ券、なぜここまで評判悪い? 「利益誘導」「ム…
  • 6
    ゆっくりと傾いて、崩壊は一瞬...高さ35mの「自由の…
  • 7
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 8
    懲役10年も覚悟?「中国BL」の裏にある「検閲との戦…
  • 9
    【独占画像】撃墜リスクを引き受ける次世代ドローン…
  • 10
    待望の『アバター』3作目は良作?駄作?...人気シリ…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 3
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入ともに拡大する「持続可能な」貿易促進へ
  • 4
    【実話】学校の管理教育を批判し、生徒のため校則を…
  • 5
    「最低だ」「ひど過ぎる」...マクドナルドが公開した…
  • 6
    ミトコンドリア刷新で細胞が若返る可能性...老化関連…
  • 7
    自国で好き勝手していた「元独裁者」の哀れすぎる末…
  • 8
    【銘柄】資生堂が巨額赤字に転落...その要因と今後の…
  • 9
    香港大火災の本当の原因と、世界が目撃した「アジア…
  • 10
    身に覚えのない妊娠? 10代の少女、みるみる膨らむお…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 3
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした「信じられない」光景、海外で大きな話題に
  • 4
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 5
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 6
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 7
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 8
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸…
  • 9
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入と…
  • 10
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中