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17年度米予算に190億ドルのサイバー攻撃対策、大統領が上積みへ

2016年02月09日(火)20時41分

 2月9日、米政府高官によると、オバマ大統領は、2017年度の予算案に190億ドル規模のサイバー攻撃対策を盛り込む方針だ。写真は昨年2月、サイバーセキュリティーに関する会合で演説するオバマ大統領(2016年 ロイター/Kevin Lamarque)

[ワシントン 9日 ロイター] - 米政府高官によると、オバマ大統領は、2017年度(16年10月─17年9月)の予算案に190億ドル規模のサイバー攻撃対策を盛り込む方針だ。

9日に発表される見通しで、16年度の140億ドルから50億ドル(30%超)の上積みとなる。

17年度のサイバー攻撃対策には連邦政府機関の技術刷新費用31億ドルが含まれているという。

共和党主導の議会で承認されるかは不透明な情勢だが、大統領の任期最後の年に政権がサイバー攻撃対策を最優先課題に位置付けていることがうかがえる。

米国では政府機関や、ソニー<6758.T>傘下のソニー・ピクチャーズエンタテインメント(SPE)、米ディスカウントストア大手ターゲットなど企業を標的にした一連のサイバー攻撃が発生している。

オバマ大統領は9日、プライバシー保護に関する恒久的な連邦委員会を設置する大統領令にも署名する予定。同委員会は、政府内で個人情報の保護を担う職員らの連携を図り、個人情報の収集や保管方法について包括的な指針をまとめることを目指す。

ロイター
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