国内企業物価、3月は前月比+0.8%に伸び拡大 中東緊迫化で石油製品値上がり
写真は日銀本店。2025年1月、東京で撮影。REUTERS/Issei Kato
Kentaro Sugiyama
[東京 10日 ロイター] - 日銀が10日に発表した3月の企業物価指数(CGPI)速報によると、国内企業物価指数は前月比0.8%上昇と、2月(0.1%上昇)から伸びが拡大した。中東情勢の緊迫化やホルムズ海峡の事実上の封鎖を背景に石油・石炭製品や基礎化学品の価格が上昇した。
石油・石炭製品は前月比7.7%上昇。イラン情勢の緊迫化に伴い価格が上昇したガソリン、軽油、A重油などが押し上げ要因となった。
化学製品は同1.7%上昇。ホルムズ海峡の事実上の封鎖でナフサ供給懸念が高まり、ベンゼン、キシレン、スチレンモノマーなどの価格が上昇した。
日銀の担当者は、石油製品や石油化学製品は2次加工品や3次加工品などまで幅広い品目をカバーしており、中東情勢を背景にした原油価格の上昇が必ずしも反映されていない品目もあると説明した。
企業物価指数は前年比では2.6%上昇と、2月(2.1%上昇)からプラス幅を拡大した。全515品目中、前年比で上昇したのは365品目、下落は129品目。
日銀の担当者は「中東情勢の帰趨(きすう)も含めた国際商品市況の動向、サプライチェーンへの影響、企業の価格設定行動、政府による物価高対策の影響を引き続き注視していく」と述べた。
同時に発表された輸入物価指数(円ベース)は前年比7.9%上昇と、2月(2.7%上昇)から伸びが加速。原油やジェット燃料油などの価格が上昇したことが影響した。
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