AI創薬インシリコ、米リリーと提携 最大27.5億ドルの大型契約
米サンディエゴのイーライリリー社屋で2025年11月にドローンで撮影。REUTERS/Mike Blake
[29日 ロイター] - 人工知能(AI)を創薬に活用するインシリコ・メディシンは29日、米製薬大手イーライリリーと世界的なライセンスおよび研究契約を締結したと発表した。契約総額は目標の達成に応じたマイルストーンを含め、最大27億5000万ドルに達する見通し。
インシリコが規制当局に提出した書類によると、合意に基づいてイーライリリーは、インシリコが特定の疾患領域向けに開発した前臨床段階の経口薬候補について、開発・製造および商業化を行う独占的ライセンスを取得する。
インシリコは前払い金として1億1500万ドルを受け取るほか、将来の売上高に応じた段階的ロイヤルティーも受領する権利を得る。
先に報じた英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は匿名の関係者の話として、イーライリリーはインシリコから糖尿病治療のGLP-1受容体作動薬に関する独占販売権を入手すると伝えている。
製薬業界では研究開発(R&D)を加速するためにAIへの依存度を高めている。新たなモデリングツールや自動化ラボに期待を寄せ、パイプライン全体の効率化を図っている。こうした動きは米食品医薬品局(FDA)が近い将来、動物実験を削減する方針とも合致する。





