物価などに及ぼす影響見極め、為替動向しっかりみていく=日銀総裁
金融政策決定会合後に記者会見する日銀の植田和男総裁(2026年 ロイター/キム・ギョンフン)
Takaya Yamaguchi
[東京 30日 ロイター] - 植田和男日銀総裁は30日午前の衆院予算委員会で、金融政策の目的は為替相場を直接管理することではないとしつつ、為替の変動が物価に影響を及ぼしやすくなっており経済・物価への影響を見極めながら適切に金融政策を判断していくと述べた。為替の動向を「今後もしっかりとみていきたい」と語った。
階猛委員(中道)への答弁。円安による物価高を食い止めるための政策金利引き上げを求める質問に対し総裁は「金融政策は為替相場を直接コントロールすることを目的としたものではない」としつつ、「為替相場の動向は国の経済・物価情勢に大きな影響を及ぼす要因の一つ」と指摘した。
過去と比べて企業の賃金・価格設定行動が積極化する下で「為替の変動が物価に影響を及ぼしやすくなっている面がある」とし、こうした動きが予想物価上昇率の変化を通じて基調的な物価上昇率に波及する可能性にも「留意が必要」との認識を示した。
政策判断の方針については「為替相場の動向が経済・物価見通しやリスク見通しの実現確度に及ぼす影響を見極めながら、適切に金融政策を判断していく」と述べるにとどめ、「為替市場の動向については今後ともしっかりとみていきたい」と語った。





