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午前の日経平均は続落、主力株の一角軟調 円高も重し

2026年02月16日(月)11時54分

 前場の東京株式市場で日経平均は続落し、前営業日比151円27銭安の5万6790円70銭となった。写真は株価を表示するスクリーン。昨年4月に東京で撮影(2026年 ロイター/Issei Kato)

Hiroko Hamada

[東‌京 16日 ロイター] - 前場の東京株式市場で‌日経平均は続落し、前営業日比151円27銭安の5万6790円70銭となった。​前週末の米国株市場でハイテク株がまちまちとなり、東京市場でも一部の半⁠導体株や主力株が売ら​れ、重しとなった。為替の円高も上値を抑制した。一方、好決算銘柄には買いが入り相場を支えた。

日経平均は前営業日比271円高でスタートした後、マイナス転換し、前場後半に一時193円安の5万6748円18銭まで値下がりした。ただ、⁠売りがどんどん強まる展開にはならず、5万6700円台でのもみ合いが継続した。今晩は米国市場が休場となるため、手掛けに⁠くさ​も意識されたという。セクター別では、足元で上昇が目立っていた銀行や卸売が軟調だった。

一方、市場では「好決算銘柄を物色する動きは活発で、相場を支えている」(国内証券・ストラテジスト)との指摘があった。プライム市場では5割の銘柄が値上がりするなど、相場全体では底堅さも⁠みられた。

フィリップ証券のアナリスト・笹木和弘氏‌は日経平均について「衆院選後の急騰の過熱感を冷ます局面で、目⁠先は⁠横ばい圏での動きとなりやすいのではないか」と話している。企業の決算発表が一巡する中、「一段高となるためには新しい材料が必要」(笹木氏)という。

内閣府がこの日発表した2025年10─12月期の国内総生産(GDP)速報値は、物価変動の影‌響を除いた実質(季節調整値)が前期比0.1%増と、2四半期ぶりのプラス成​長となっ‌たが、個人消費の弱さ⁠も目立った。年率換算​では0.2%増だった。ロイターがまとめた民間調査機関の予測中央値は前期比プラス0.4%、年率プラス1.6%で、結果は予想を下回った。

TOPIXは0.79%安の3788.58ポイントで午前の取引を終了した。東証プライム市場の売買代金は3兆9316億6900万円だった。東証33業種では、鉄鋼、ガラス・土石製品、‌情報・通信など11業種が値上がり。銀行、卸売、建設など22業種は値下がりした。

個別では、決算発表を受けてオリンパ​スが急落し、13%安となった。一方、ニト⁠リホールディングスは大幅高となり、日経平均を22円ほど押し上げた。ハイテク株はまちまちで、東京エレクトロン、アドバンテストが下落した​半面、ソフトバンクグループは堅調。主力のトヨタ自動車は軟調。指数寄与度の大きいファーストリテイリングは下落した。

プライム市場の騰落数は、値上がり806銘柄(50%)に対し、値下がりが744銘柄(46%)、変わらずが45銘柄(2%)だった。

ロイター
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