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日経平均は3日続伸、1000円超高 AI関連株高が押し上げ

2025年12月04日(木)16時34分

2018年10月11日、東京証券取引所で撮影。REUTERS/Issei Kato

Noriyuki Hirata

東京株式市場で日経平均は、前営業日比1163円74銭高の5万1028円42銭と3日続伸して取引を終えた。日経平均への寄与度の大きいAI(人工知能)・半導体関連の一角や機械株の上昇が指数を支援し、5万1000円を回復した。米国市場で早期利下げ期待を背景に株高となる中、幅広く物色され、配当再投資の思惑も支援材料となった。TOPIXは史上最高値を更新した。

日経平均は小幅高で寄り付いた後、後場にかけても上げ幅を拡大し高値引けとなった。AIを活用したロボット分野に関心が向かい、安川電機やファナックが堅調。スイスの重電大手からロボティクス事業を買収した経緯のあるソフトバンクグループは1銘柄で日経平均を300円、押し上げた。

市場では「日銀利上げの織り込みが進む中で手掛かりに乏しくなっており、目新しさのあるフィジカルAIの関連銘柄に物色が向かった」(三菱UFJeスマート証券の山田勉マーケットアナリスト)との声があった。

米国での利下げ期待が継続する中、プライム市場では8割近い銘柄が値上がりし、幅広く物色された。業種別では商社を含む卸売りの堅調さが目立ち「賞与や中間配当が支払われる時期でもあり、再投資への思惑もありそうだ」(山田氏)との声が聞かれ、バリュー株の強さも意識された。

TOPIXは1.92%高の3398.21ポイントで取引を終えて高値を更新。東証プライム市場指数は前営業日比1.92%高の1750.07ポイントだった。プライム市場の売買代金は5兆7616億8200万円だった。東証33業種では、値上がりは卸売や情報・通信、証券など29業種、値下がりは水産・農林や電気・ガス、非鉄金属など4業種だった。

ファーストリテイリングやメルカリが大幅高だった一方、住友ファーマやエムスリーは軟調。アドバンテストは小安かった。 新興株式市場は、東証グロース市場250指数が0.71%高の665.98ポイントと4日ぶり反発した。

東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1273銘柄(79%)、値下がりは286銘柄(17%)、変わらずは51銘柄(3%)だった。

  終値 前日比 寄り付き   安値/高値  

 

日経平均 51028. 1163.74 49942. 49,910.06─51,028.42

42 94

TOPIX 3398.2 63.89 3340.7 3,337.96─3,400.28

1 1

プライム指数 1750.0 33.05 1720.3 1,719.16─1,751.09

7 5

スタンダード指数 1498.9 9.15 1491.9 1,491.94─1,499.54

2 4

グロース指数 874.09 3.72 873.13 872.94─882.04

グロース250指数 665.98 4.67 663.64 663.63─671.78

東証出来高(万株) 218294 東証売買代金(億円) 57616.  

82

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