ニュース速報
ビジネス

情報BOX:パウエル米FRB議長の会見要旨

2025年03月20日(木)04時19分

米連邦準備理事会(FRB)は18─19日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC)でフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を4.25─4.50%に据え置くと決定した。2024年6月撮影(2025年 ロイター/Evelyn Hockstein)

[19日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)は18─19日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC)でフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を4.25─4.50%に据え置くと決定した。

パウエルFRB議長がFOMC後に行った会見の内容は以下の通り。

*経済は好調

*労働市場の状況は堅調

*インフレは依然としてやや高い

*FRBはバランスシートの減少ペースを緩めるために技術的な決定を下した

*最近の兆候は消費者支出の鈍化を示唆している

*不確実性が見通しにどのような影響を与えるかはまだ分からない

*労働市場の状況は概ね均衡している

*労働市場はインフレ圧力の源ではない

*個人消費支出(PCE)価格指数は12月に2.5%上昇と予想

*コアPCE価格指数は2.8%上昇と予想

*インフレ期待は最近上昇、関税が要因

*長期的なインフレ期待は2%目標と一致する

*新政権は重要な政策変更を実施中、重要なのはその実質的な効果

*政策変更と経済効果を巡る不確実性は高い

*信号とノイズを分離することに焦点を当てる

*急ぐ必要はない。より明確な状況になるまで待つのが賢明だ

*今日の不確実性は異常に高まっており、政策は予定通りに進んでいない

*経済が好調を維持すれば、政策抑制をより長期間維持できる

*労働市場が弱まれば、必要に応じて緩和できる

*金融市場の引き締めが強まっている兆候が見られる

*関税によるインフレがどの程度になるかは分からない

*モノのインフレは上昇したが、それを関税引き上げまで遡って追跡するのは困難

*関税インフレの影響を見通すのが適切かどうか判断するのは時期尚早

*関税インフレが速やかに収束し、インフレ期待がしっかりと安定していることが条件

*基本シナリオには関税による政策シグナルはないが、それが何なのかは分からない

*長期的なインフレ期待はほぼ安定している

*インフレ期待を非常に注意深く見守る

*関税の影響もあり、インフレは上昇し始めている

*今年のインフレ鎮静化のさらなる進展は遅れる可能性あり

*調査データは不確実性と下振れリスクの大幅な高まりを示している

*調査データと実際の経済データの関係はそれほど密接ではない

*実データに弱さの兆候がないか注意深く見守る

*政策は良い方向にある

*より明確な答えが出るまで待つのが正しい

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

ムーディーズ、日本の格付けA1を確認 見通しは安定

ビジネス

豪コアインフレ率、第3四半期0.9%なら予測「大外

ワールド

独IFO業況指数、10月は88.4へ上昇 予想上回

ワールド

ユーロ圏銀行融資、9月は企業・家計向けとも高い伸び
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:脳寿命を延ばす20の習慣
特集:脳寿命を延ばす20の習慣
2025年10月28日号(10/21発売)

高齢者医療専門家の和田秀樹医師が説く――脳の健康を保ち、認知症を予防する日々の行動と心がけ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 2
    熊本、東京、千葉...で相次ぐ懸念 「土地の買収=水の支配」の日本で起こっていること
  • 3
    中国レアアース輸出規制強化...代替調達先に浮上した国は?
  • 4
    庭掃除の直後の「信じられない光景」に、家主は大シ…
  • 5
    「平均47秒」ヒトの集中力は過去20年で半減以下にな…
  • 6
    「信じられない...」レストランで泣いている女性の元…
  • 7
    メーガン妃の「お尻」に手を伸ばすヘンリー王子、注…
  • 8
    1700年続く発酵の知恵...秋バテに効く「あの飲み物」…
  • 9
    シンガポール、南シナ海の防衛強化へ自国建造の多任…
  • 10
    【テイラー・スウィフト】薄着なのに...黒タンクトッ…
  • 1
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 2
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 3
    今年、記録的な数の「中国の飲食店」が進出した国
  • 4
    中国レアアース輸出規制強化...代替調達先に浮上した…
  • 5
    超大物俳優、地下鉄移動も「完璧な溶け込み具合」...…
  • 6
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺…
  • 7
    熊本、東京、千葉...で相次ぐ懸念 「土地の買収=水…
  • 8
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 9
    報じられなかった中国人の「美談」
  • 10
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 1
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 2
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になりやすい人」が持ち歩く5つのアイテム
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ…
  • 5
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 6
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレ…
  • 7
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 8
    バフェット指数が異常値──アメリカ株に「数世代で最…
  • 9
    「日本の高齢化率は世界2位」→ダントツの1位は超意外…
  • 10
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中