ニュース速報
ビジネス

米国株式市場=S&Pとダウ再び最高値、エヌビディアの勢い続く

2024年02月24日(土)07時15分

米国株式市場は、S&P総合500種とダウ工業株30種が前日に続き終値ベースで最高値を更新した。6日撮影(2024年 ロイター/Brendan McDermid)

[ニューヨーク 23日 ロイター] - 米国株式市場は、S&P総合500種とダウ工業株30種が前日に続き終値ベースで最高値を更新した。注目される人工知能(AI)関連銘柄への買いが続いていることで、週間ベースで主要3指数はそろって上昇した。

半導体大手エヌビディアは0.4%高で終了。取引時間中に時価総額が初めて2兆ドルを突破した。21日発表した第1・四半期(2─4月)の売上高見通しが市場予想を上回ったことを受け買いが強まり、22日の取引で時価総額が2770億ドル増加。米株市場では時価総額の1日当たりの増加額として史上最大だった。

アメリプライズのチーフ・マーケット・ストラテジスト、アンソニー・サグリンベン氏は「エヌビディアはナスダック総合とS&P総合500種の上昇に寄与している重要企業の1つ」と指摘。連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測が後ずれしていることに関連する懸念が出ているものの、「エヌビディアを中心とするハイテク大手に極めて強い集中」が見られているため、こうした懸念は看過されているとの見方を示した。

この日はS&Pの主要セクターの多くが上昇。公益のほか、素材などが上昇した。

ただ一部のハイテク銘柄が失速。アップル、テスラ、メタ・プラットフォームズは0.4─2.8%下落した。

メディア大手ワーナー・ブラザース・ディスカバリーは9.9%安。四半期決算で損失が予想を上回ったことが嫌気された。

一方、決済サービス会社ブロックは16.1%高。現四半期の調整後のコア収益見通しが市場予想を上回ったことが好感された。

米取引所の合算出来高は106億4000万株。直近20営業日の平均は116億株。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 39131.53 +62.42 +0.16 39127.9 39282. 39094.

7 28 36

前営業日終値 39069.11

ナスダック総合 15996.82 -44.80 -0.28 16094.8 16134. 15954.

0 22 50

前営業日終値 16041.62

S&P総合500種 5088.80 +1.77 +0.03 5100.92 5111.0 5081.4

6 6

前営業日終値 5087.03

ダウ輸送株20種 15921.02 +98.65 +0.62

ダウ公共株15種 849.05 +3.14 +0.37

フィラデルフィア半導体 4615.03 -52.33 -1.12

VIX指数 13.75 -0.79 -5.43

S&P一般消費財 1461.27 -5.05 -0.34

S&P素材 546.67 +3.15 +0.58

S&P工業 1016.05 +5.04 +0.50

S&P主要消費財 793.18 +2.40 +0.30

S&P金融 669.07 +2.18 +0.33

S&P不動産 242.95 +0.24 +0.10

S&Pエネルギー 652.35 -3.80 -0.58

S&Pヘルスケア 1720.80 +7.62 +0.45

S&P通信サービス 274.75 -0.57 -0.21

S&P情報技術 3721.99 -9.99 -0.27

S&P公益事業 313.42 +2.20 +0.71

NYSE出来高 8.99億株

シカゴ日経先物3月限 ドル建て 39480 + 360 大阪比

シカゴ日経先物3月限 円建て 39470 + 350 大阪比

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

アルゼンチン予算案、財政均衡に重点 選挙控え社会保

ワールド

タイ新首相、通貨高問題で緊急対応必要と表明

ワールド

米政権、コロンビアやベネズエラを麻薬対策失敗国に指

ワールド

政治の不安定が成長下押し、仏中銀 来年以降の成長予
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:世界が尊敬する日本の小説36
特集:世界が尊敬する日本の小説36
2025年9月16日/2025年9月23日号(9/ 9発売)

優れた翻訳を味方に人気と評価が急上昇中。21世紀に起きた世界文学の大変化とは

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影...目覚めた時の「信じがたい光景」に驚きの声
  • 2
    「二度見した」「小石のよう...」マッチョ俳優ドウェイン・ジョンソンの、あまりの「激やせぶり」にネット騒然
  • 3
    腹斜筋が「発火する」自重トレーニングとは?...硬く締まった体幹は「横」で決まる【レッグレイズ編】
  • 4
    【クイズ】次のうち、飲むと「蚊に刺されやすくなる…
  • 5
    ケージを掃除中の飼い主にジャーマンシェパードがま…
  • 6
    観光客によるヒグマへの餌付けで凶暴化...74歳女性が…
  • 7
    電車内で「ウクライナ難民の女性」が襲われた驚愕シ…
  • 8
    「我々は嘘をつかれている...」UFOらしき物体にミサ…
  • 9
    【クイズ】世界で1番「島の数」が多い国はどこ?
  • 10
    「この歩き方はおかしい?」幼い娘の様子に違和感...…
  • 1
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?
  • 2
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影...目覚めた時の「信じがたい光景」に驚きの声
  • 3
    「中野サンプラザ再開発」の計画断念、「考えてみれば当然」の理由...再開発ブーム終焉で起きること
  • 4
    「我々は嘘をつかれている...」UFOらしき物体にミサ…
  • 5
    【クイズ】次のうち、飲むと「蚊に刺されやすくなる…
  • 6
    科学が解き明かす「長寿の謎」...100歳まで生きる人…
  • 7
    「二度見した」「小石のよう...」マッチョ俳優ドウェ…
  • 8
    【クイズ】世界で1番「島の数」が多い国はどこ?
  • 9
    埼玉県川口市で取材した『おどろきの「クルド人問題…
  • 10
    観光客によるヒグマへの餌付けで凶暴化...74歳女性が…
  • 1
    「4針ですかね、縫いました」日本の若者を食い物にする「豪ワーホリのリアル」...アジア出身者を意図的にターゲットに
  • 2
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?
  • 3
    「まさかの真犯人」にネット爆笑...大家から再三「果物泥棒」と疑われた女性が無実を証明した「証拠映像」が話題に
  • 4
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ…
  • 5
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影…
  • 6
    「レプトスピラ症」が大規模流行中...ヒトやペットに…
  • 7
    「あなた誰?」保育園から帰ってきた3歳の娘が「別人…
  • 8
    「中野サンプラザ再開発」の計画断念、「考えてみれ…
  • 9
    プール後の20代女性の素肌に「無数の発疹」...ネット…
  • 10
    「我々は嘘をつかれている...」UFOらしき物体にミサ…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中