ニュース速報

ビジネス

午後3時のドルは小幅高で137円前半、米金利上昇が支え 手掛かり待ち

2022年12月07日(水)15時33分

 12月7日、午後3時のドル/円は、前日のニューヨーク市場終盤(137.05/06円)から小幅高の137.38/40円付近で推移している。写真は米ドル紙幣。昨年11月に撮影(2022年 ロイター/Murad Sezer)

[東京 7日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日のニューヨーク市場終盤(137.05/06円)から小幅高の137.38/40円付近で推移している。時間外取引の米長期金利の上昇を背景にドル買い/円売りが優勢だったが、材料待ちで徐々に小動きとなった。

ドルは朝方、株安を背景にクロス円を中心とした円買い圧力が強まったことで弱含んだが、仲値にかけては実需による買いフローが入りじり高となった。午後に入ってもドル買いは継続し、137円半ばまで上値を伸ばした。

売買が一巡すると137円前半での小動きとなり、市場では「手掛かり材料待ちで、明確な方向感は出づらい」(上田東短フォレックスの営業企画室室長、阪井勇蔵氏)との声があった。

トレイダーズ証券の市場部長、井口喜雄氏によると「ドルのロングポジションが軽くなり、値動きも軽やかになっている」が、来週に米消費者物価指数(CPI)や米連邦公開市場委員会(FOMC)を控える中、「ポジションを大きく傾けづらい」という。

市場では、今晩のカナダ銀行(中央銀行)の政策発表に関心が集まっている。 ロイター調査ではエコノミストの過半数強は、政策金利を50ベーシスポイント(bp)引き上げ4.25%とすると予想。その後は据え置きが見込まれている。

加中銀の判断はカナダドルへの影響のみならず「主要国中銀の世界経済に対するスタンスを確認する機会」(外銀)としても注目されている。

ユーロ/ドルは1.04ドル半ば付近。前日に欧州中央銀行(ECB)当局者らがインフレと金利がピークに近づいている可能性を示唆したことで、ユーロは弱含みで推移した。

ドル/円   ユーロ/ドル ユーロ/円

午後3時現在 137.38/40 1.0464/68  143.78/82

午前9時現在 136.88/90 1.0465/69  143.27/31

NY午後5時 137.05/06 1.0469/71  143.43/47

ロイター
Copyright (C) 2022 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

ナジブ・マレーシア元首相、1MDB汚職事件で全25

ワールド

ゼレンスキー氏、トランプ氏と28日会談 領土など和

ワールド

ロシア高官、和平案巡り米側と接触 協議継続へ=大統

ワールド

前大統領に懲役10年求刑、非常戒厳後の捜査妨害など
MAGAZINE
特集:ISSUES 2026
特集:ISSUES 2026
2025年12月30日/2026年1月 6日号(12/23発売)

トランプの黄昏/中国AI/米なきアジア安全保障/核使用の現実味......世界の論点とキーパーソン

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 2
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 3
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指すのは、真田広之とは「別の道」【独占インタビュー】
  • 4
    中国、インドをWTOに提訴...一体なぜ?
  • 5
    アベノミクス以降の日本経済は「異常」だった...10年…
  • 6
    「衣装がしょぼすぎ...」ノーラン監督・最新作の予告…
  • 7
    赤ちゃんの「足の動き」に違和感を覚えた母親、動画…
  • 8
    中国、米艦攻撃ミサイル能力を強化 米本土と日本が…
  • 9
    海水魚も淡水魚も一緒に飼育でき、水交換も不要...ど…
  • 10
    「時代劇を頼む」と言われた...岡田准一が語る、侍た…
  • 1
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 2
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 3
    「食べ方の新方式」老化を防ぐなら、食前にキャベツよりコンビニで買えるコレ
  • 4
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 5
    【過労ルポ】70代の警備員も「日本の日常」...賃金低…
  • 6
    海水魚も淡水魚も一緒に飼育でき、水交換も不要...ど…
  • 7
    批評家たちが選ぶ「2025年最高の映画」TOP10...満足…
  • 8
    中国、インドをWTOに提訴...一体なぜ?
  • 9
    待望の『アバター』3作目は良作?駄作?...人気シリ…
  • 10
    懲役10年も覚悟?「中国BL」の裏にある「検閲との戦…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 3
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 4
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 5
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした…
  • 6
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 7
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 8
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入と…
  • 9
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出…
  • 10
    「食べ方の新方式」老化を防ぐなら、食前にキャベツ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中