キューバで大規模停電、1000万人に影響 抗議デモも発生
停電した店舗。3月16日、キューバ・ハバナで撮影。REUTERS/Norlys Perez
Dave Sherwood
[ハバナ 16日 ロイター] - 中米キューバの送電網運営会社UNEは16日、大規模な停電が起きて約1000万人が影響を受けたと交流サイト(SNS)で発表した。原因は調査中としている。
キューバの発電システムと送電網は老朽化によって機能不全に陥っており、トランプ米大統領が命じたキューバへの石油禁輸措置も追い打ちを掛けている。数時間から数日間にわたる広範囲の停電が相次ぎ、先週末には共産党の一党独裁体制のキューバでは異例となる激しい抗議デモが起きた。
当局は原因を特定できないとし、主要発電所の故障が原因ではないとしたことから、送電系統に問題があることを示唆している。
トランプ氏は1月、キューバの最も重要な支援国だった南米ベネズエラの当時のマドゥロ大統領を拘束し、政権を崩壊させた。ベネズエラ産原油のキューバへの供給を遮断し、キューバに原油を販売する国に追加関税を課すと脅して圧力を強めている。
キューバは13日、事態の打開に向けて米国との協議を開始したと発表した。
首都ハバナ在住のダヤナ・マチンさん(26)は停電について「驚かなかった」と語り、全てのキューバ国民が送電網からの電力に代わる手段を必死で探していると説明。その上で「私たちはこういう生活に慣れてきている」と語った。
ロイターが16日に確認したLSEGの船舶追跡データによると、キューバは2026年に入ってから石油を積んだ小型タンカーを2隻しか受け入れていない。





