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利上げ時期は重要でない、当面1度で十分=セントルイス連銀総裁

2016年08月18日(木)07時17分

8月17日、米セントルイス地区連銀のブラード総裁は、予見可能な将来にわたり利上げは1度しか必要ないとの考えを再表明した。写真は2015年2月、ニューヨークで撮影(2016年 ロイター/Lucas Jackson)

[セントルイス 17日 ロイター] - 米セントルイス地区連銀のブラード総裁は17日、予見可能な将来にわたり利上げは1度しか必要ないとの考えをあらためて示し、次回利上げが実施される時期をめぐる議論はあまり重要でないとの立場を示した。

同総裁はセントルイスで行った講演後に記者団に対し「連邦準備理事会(FRB)が利上げに踏み切るタイミングは重要ではない」とし、雇用を維持しインフレ率をFRBの目標に近づけるためには1回限りの利上げで十分と考えているため、次回利上げの時期が9月になるのか、また年内にそもそも利上げが実施されるのかといった議論はあまり重視しないとの考えを示した。

ただ、利上げは「少なくとも成長の緩やかな回復、もしくは緩やかに回復するとの確信が得られる」などの兆候が見られてから実施するのが望ましいとの考えを示した。

ブラード総裁はこれに先立ち行なった講演で、米経済が低成長、低インフレの状況からシフトしたと結論付ける理由はどこにもないと指摘。そのため予見可能な将来にわたり、おそらく2年半程度は低金利が適切となるだろうとした。

総裁は「この政策予想に関するリスクは上向きである公算が大きい」としたが、米経済が新たな軌道へとシフトしない限り、金利を変更する根拠はないとした。

前日はダドリー・ニューヨーク連銀総裁が労働市場の引き締まりなどを踏まえると来月にもFRBは利上げに踏み切る可能性があるとの認識を表明。ロックハート・アトランタ地区連銀総裁も、年内少なくとも1度の利上げの可能性を排除しないとし、9月の利上げもあり得るとの考えを示した。

ただこの日にFRBが公表した7月の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨では、FOMC内部で次期利上げのタイミングについて意見が分かれていたことが判明。

ブラード総裁はFRBが金利正常化に向けたプロセスで苦慮していることで市場は混乱していると感じており、現在の低成長と低インフレ状況の双方を受け入れる新たな政策分析の枠組みを提示したと見られる。

*内容を追加しました。

ロイター
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