もうEVに乗り換えるしかないのに、日本の「出遅れ感」と「痛恨のミス」が気になる...
EVの航続距離は毎年10%のペースで延び続けている。リチウムイオン電池から新型の全固体電池への転換に伴って、さらに延び続け、数年後には航続距離800キロが当たり前になるだろう。
充電スタンドでは今や15〜30分でフル充電が可能だ。世界的に充電施設の整備が進んでおり、アメリカでは現在の約400万カ所から30年には3500万カ所に、900%近く増えると予想されている。
ただし24年、さらにそれ以降も2つの強力な利益集団がEV革命に抵抗し、EVの普及に待ったをかける恐れがある。石油天然ガス業界とその支援を受けている政治家だ。
アメリカの場合、後者は共和党とドナルド・トランプ前大統領である。トランプは大統領に再選されたら、「就任初日に」、石油天然ガスを「掘って、掘って、掘りまくる」ためのゴーサインを出すと宣言している。
懸念すべきは日本の自動車業界がEV開発で世界に後れを取りかねないこと。トヨタが水素を燃料とする燃料電池車(FCV)に注力する方針を打ち出したのは痛恨の戦略ミスだろう。
FCVは今のところEVと競争できず、マスマーケットへの進出にはまだ何年もかかりそうだ。世界のEV市場が爆発的に拡大するなか、日本の自動車大手はEVの開発投資で大きく出遅れた感が否めない。
私たち夫婦が19年にEVを購入したときには、アメリカでもEVに乗るドライバーは少数派だった。だが今や、世界中で一気に普及が進む転換点を超えつつある。温暖化が制御不能になる転換点よりわずかに早かったのはもっけの幸いだ。
マムダニNY市長は、トランプに追い詰められた民主党を救う「正解」か 2025.11.22
ガザ恒久和平の実現には長期間の忍耐が必要......トランプの性格的にできるのか? 2025.10.15
カーク暗殺の直後から「極左」批判...トランプ政権が完全無視した「都合の悪い真実」とは? 2025.09.29
「会議は踊る、されど進まず」......アラスカの茶番劇でアメリカが失ったもの 2025.08.26
プーチンにコケにされた! トランプの自己愛がウクライナの助け舟になる皮肉 2025.07.26
名古屋が中国からのフェンタニル密輸の中継拠点に? アメリカが日本に向ける厳しい目 2025.07.08
戦術で勝って戦略で負ける......イスラエル軍事作戦の勝因と限界 2025.06.28
-
東京本社/外資系データセンター事業者向けUPS 無停電電源装置/の技術営業
株式会社TMEIC
- 東京都
- 年収590万円~960万円
- 正社員
-
エンジニア/生保/~残業20H以内/リモート可/国内・外資系の生保案件多数
株式会社センティックテクノロジー
- 東京都
- 年収450万円~950万円
- 正社員
-
墨田区/外資系大手企業内での情報システム・OA機器のヘルプデスク 年間休日124日/土日祝休
日本アスペクトコア株式会社
- 東京都
- 年収342万円~414万円
- 正社員
-
東京/PM・PL 大手取引多数/残業20h/リモート可/転勤なし/大手外資系企業
ウィツ株式会社
- 東京都
- 年収550万円~1,000万円
- 正社員






