キャリアアップの弊害なんて、こうあしらえ! 20代、30代女性リーダーの実体験
テキサス州の「Bumble」社のオフィス風景。女性が働きやすい環境を目指している。(Photo:Casey Dunn)
壁1:ルーチン化した毎日から、一歩踏み出す勇気が出ない
解決策:自分の殻を抜け出し、人の役に立つためのニーズを探す
「『Bumble』をローンチする際、"女性からアプローチをする出会い系アプリ"というコンセプトは、多くの人から『可能性がない』と言われた。しかし創業4年目の今年、160カ国に3600万人のユーザー数を獲とく、記録的数字を達成した。
この経験から学んだことが、他の人の意見は真に受けず、自分が情熱を持っていることにひたすら熱中して取り組むのが大事だということ。
自分で何か新しいことを始めたい場合は、社会のニーズを探すことからスタートするといい。私が起業した理由が、『女性が不利な社会』への解決策を見つけたかったからだ。他者や社会のために行動すると、勇気が湧き出る」
壁2:結婚・出産
解決策:手厚い福利厚生を提供している企業を選ぶ
「私はまだ出産経験がないが、『Bumble』では働く両親のために、幅広い福利厚生を提供している。テキサス州の、ママに優しい職場にも認定された。例えば、授乳室の設置、16週間の有給の育児休暇、子ども1人につき1000ドルのボーナスの支給などだ。その他、テレワークの支援や、不妊治療や卵子凍結のサポートなど、従業員の私生活が充実するために取り組んでいる」
壁3:職場の人間関係
解決策:まず自分を信じることで、他人から信じてもらえる
「人間関係は自分次第で改善できる場合もある。私は、自分のことを信じたら、相手も自然に信用してくれると思う。また、女性は職場のセクハラに直面することもあるだろう。数年前には黙認されていたけれど、今後の社会では、もう受け入れられない。『Bumble』を通して、女性の権利に全力を尽くしていくことが、私の原動力だ」
壁4:自信を失う
解決策:多様な経験を重ねることで、不屈の精神が身につく
「以前働いていた会社を退職した時、自信を失った。さらに追い打ちをかけるように、ネットで知らない人が自分への中傷を書き込み、自尊心がズタズタに傷ついた。悪口を言われたとき、『気にしない』のは難しいこと。その後、様々な経験を経てタフな精神を得たことで、以前のように自信喪失することがなくなった」
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