最新記事
ウクライナ情勢

F-16は、スペックで優るロシアのスホーイSu-35戦闘機に勝てるのか?

Why Russia's Superior Jet Will Lose Against Ukrainian F-16s

2023年5月25日(木)17時23分
エリー・クック

たとえば、航空機がパイロットにどのような状況認識のデータを与えることができるか、という点も重要だと、専門家は強調する。

「敵機の位置を正確に把握している側がその分有利になる。ロシア軍機がウクライナ軍機の位置をおおまかに把握しながら飛行している時に、ウクライナ軍機がロシア軍機の位置をほぼ正確に知っているとしたら、目視できる距離に近づく前からウクライナ軍機が優位になるだろう」と、ジョーダンは指摘した。「ウクライナのF16は、ロシアにとって手ごわい敵になる」

「F-16とSu-35の対決の行方は、ウクライナ側が空中で使える兵器や機器の種類にかかっている。空中戦となれば、F-16は今でも世界最強クラスの戦闘機だ」と、アンドリュー・カーティス元英国空軍司令官は語る。「しかし、ロシアのパイロットは中長距離ミサイルを使って、離れた位置からの戦いを挑む可能性がある。それがうまくいけば、戦いはSu-35に有利に運ぶかもしれない」。

オランダの防衛分析情報サイト「オリックス」によると、昨年2月にウクライナ侵攻が始まって以降、22日までにロシア軍は3機のSu-35を失っている。ただし、この集計に含まれているのは目視で確認された損失だけなので、実際の数値は異なるかもしれない。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

アングル:アジア各国、中東紛争による燃料不足でコロ

ワールド

豪ライナスと韓国LSエコ、レアアース共同処理計画で

ワールド

米エクソン、ベネズエラで石油開発の可能性調査

ワールド

トルコ、中東産原油依存は10%止まり 供給問題ない
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:BTS再始動
特集:BTS再始動
2026年3月31日号(3/24発売)

3年9カ月の空白を経て完全体でカムバック。世界が注目する「BTS2.0」の幕開け

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    三笠宮彬子さまも出席...「銀河の夢か、現実逃避か」モナコ舞踏会に見る富と慈善
  • 2
    意外と「プリンス枠」が空いていて...山崎育三郎が「日本産ミュージカルの夢」に賭ける理由【独占インタビュー】
  • 3
    作者が「投げ出した」? 『チェンソーマン』の最終回に世界中から批判殺到【ネタバレ注意】
  • 4
    中国の公衆衛生レベルはアメリカ並み...「ほぼ国民皆…
  • 5
    「有事の金」が下がる逆説 イラン戦争で市場に何が…
  • 6
    デンマーク王妃「帰郷」に沸騰...豪州訪問で浮かび上…
  • 7
    まずサイバー軍が防空網をたたく
  • 8
    【クイズ】2年連続で「世界幸福度ランキング」で最下…
  • 9
    地上侵攻もありえる...イラン戦争が今後たどり得る「…
  • 10
    イランは空爆により核・ミサイル製造能力を「喪失」…
  • 1
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え時の装いが話題――「ファッション外交」に注目
  • 2
    メーガン妃、娘リリベット王女との「お手伝い姿」公開...母としての素顔に反響
  • 3
    【銘柄】「三菱商事」の株価に高まる期待...ホルムズ海峡封鎖と資源価格高騰が業績を押し上げ
  • 4
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 5
    「マツダ・日産・スバル」が大ピンチ?...オーストラ…
  • 6
    韓国製ミサイル天弓-II、イラン戦争で96%迎撃の衝撃 …
  • 7
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する…
  • 8
    レストラン店内で配膳ロボットが「制御不能」に...店…
  • 9
    三笠宮彬子さまも出席...「銀河の夢か、現実逃避か」…
  • 10
    第6回大会を終えて曲がり角に来たWBC
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 5
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 6
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 7
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 8
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 9
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 10
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中