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感染症対策

コロナワクチン接種で米プロ野球を無料観戦 NY州が接種奨励策

2021年5月6日(木)09時30分

米ニューヨーク州のクオモ知事は、同州に本拠地を置く米大リーグ(MLB)ヤンキースとメッツが、試合開始前に球場で新型コロナウイルスワクチン接種を受けたファンに観戦チケットを配布すると発表した。写真はヤンキー・スタジアムで4日撮影(2021年 ロイター/Brad Penner-USA TODAY Sports)

米ニューヨーク州のクオモ知事は5日、同州に本拠地を置く米大リーグ(MLB)ヤンキースとメッツが、試合開始前に球場で新型コロナウイルスワクチン接種を受けたファンに観戦チケットを配布すると発表した。

ワクチン接種ペースの鈍化傾向を受けた接種奨励策の一環。

クオモ知事はさらに、19日からはワクチン接種を済ませた観客と未接種の観客を分割する計画を発表。ワクチン接種を受けていない観客のセクションでは座席数が定員の33%に制限され、ソーシャルディスタンシング(社会的距離)確保やマスク着用が義務付けられるという。

また、新型コロナのパンデミック(世界大流行)で約1年にわたり興行を中止していたニューヨーク市の劇場街ブロードウェーの公演を9月14日に再開し、今週6日からチケットを発売する計画を合わせて発表した。

米国ではワクチン接種奨励の動きが広がっている。シカゴでは22日からワクチン接種を完了した人向けにコンサートが開催されるほか、ニュージャージー州では醸造所13カ所が、5月にワクチン接種を受けた年齢21歳以上の人にビールを無料で提供するという。



[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

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