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感染第2波

東京都、30日の新型コロナウイルス新規感染148人 重要患者34人に増加

2020年8月30日(日)22時45分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

写真は7月26日、都内で。REUTERS/Issei Kato

30日、都内で新たに148人の新型コロナウイルス陽性者が確認された。NHKなど国内メディアが報じた。

21日から徐々に減少した新規陽性者は、24日には95人と47日ぶりに100人を下回ったが、25日はまた100人を超える陽性者が確認され、その後は200人台が続き、高止まりとなっている。

この日確認された陽性者のうち、20代と30代が78人、40代と50代が39人となっているほか、70代以上が14人いる。また、感染経路が不明な人は88人で全体の58%を占めているという。

また、都の基準で確認された重症患者は29日から2人増えて34人になってという。

これで都内で確認された陽性者の合計は20717人と2万人を突破している。このうち半数が7月20日以降の1カ月間に確認された陽性者で占められており、8月に入ってから確認された陽性者の合計は8026人と8000人を突破した。

東京都では4月17日に206人の感染確認をピークに、徐々に新規陽性者が減り続け、5月23日には新規陽性者が2人まで減少。感染拡大の抑え込みに成功したかに見えたが、その後、新規陽性者が増加。7月に入り連日100人以上の感染が確認され、感染第2波というべき状況が続いている。ただ、8月中旬以降、新規陽性者および陽性率ともに減少傾向が見えており、お盆期間中の一時的なものか、この先もこの傾向が続くのか、専門家は注視している。

そうしたなか、東京都は都内の飲食店に対して出していた影響時間の短縮要請を23区内に限り延長すると発表した。


東京都・新型コロナウイルス陽性患者数


  

東京都・新型コロナウイルス陽性患者数・累計

  

PCR検査等の結果

 

入院患者数

 

感染者の現在の状況

*チャーター機帰国者、クルーズ船乗客等は含まれていない
*「重症」は、集中治療室(ICU)等での管理又は人工呼吸器管理が必要な患者数を計上
*退院者数の把握には一定の期間を要しており、確認次第数値を更新している
 


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