最新記事

感染症

新型コロナウイルスをめぐる各国の最新状況まとめ(24日現在)

2020年3月24日(火)15時47分

国際通貨基金(IMF)のゲオルギエワ専務理事は23日、2020年の世界経済は新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)により景気後退(リセッション)に陥るとした上で、2008―09年の金融危機以上に悪化する恐れがあると警告した。また21年の経済は持ち直す見込みとした。米ミシガン州ポンティアックの工場で撮影(2020年 ロイター/REBECCA COOK)

■G20首脳、26日にテレビ会議 新型ウイルス対応で

複数の関係筋によると、20カ国・地域(G20)首脳は26日に、新型コロナウイルスの感染拡大対応についてテレビ会議を行う。ただ、原油価格を巡るサウジとロシアの関係悪化や米中両国の新型コロナ発生源を巡る対立が議論を複雑にするとみられる。

■フィリピン経済、新型コロナで今年はマイナス成長の可能性

フィリピン国家経済開発庁は24日、同国経済は今年、新型コロナウイルス拡大によりマイナス成長になる可能性があるとのリポートを発表した。

■マカオ、新型コロナで入境規制強化 本土・香港の人も対象に

マカオは24日、新型コロナウイルスの感染拡大防止のための規制を強化し、過去14日間に海外渡航歴がある中国本土、香港、台湾の人々の入境を禁止した。

■インドネシア議会委、財政赤字上限の引き上げを提言

インドネシア議会の予算委員会は政府に対し、財政赤字の国内総生産(GDP)比率の上限を5%に引き上げるよう提言した。新型コロナウイルス対策を進める上で財政余地を確保するためだとした。

■中国・湖北省の移動制限、武漢除き25日に解除 武漢は4月8日

中国・湖北省の衛生健康委員会は24日、湖北省のすべての移動規制を、州都の武漢市を除き25日に解除すると発表した。

■タイ中銀、債券市場の流動性支援策を拡大 新型コロナ対策

タイ中央銀行は24日、投資信託に流動性を供給するために設立したファシリティーについて、適用範囲をあらゆるタイプのマネー・マーケット・ファンド(MMF)やインカム・ファンドにも拡大すると発表した。

■NZ、住宅ローン返済猶予や企業向け支援策発表 新型コロナに対応

ニュージーランド(NZ)のロバートソン財務相は24日、新型コロナウイルスの感染拡大による影響を踏まえ、6カ月間の住宅ローン返済猶予期間を設けるほか、中小企業の資金調達を支援すると発表した。

■韓国、新型コロナ新規感染者76人 減少傾向続く

韓国疾病予防管理局(KCDC)の24日の発表によると、国内の新型コロナウイルスの新たな感染者は76人だった。このところ減少傾向が続いており、感染拡大の勢いが弱まりつつあるとの期待が高まっている。

■韓国、新型ウイルス対策を800億ドル規模に倍増

韓国は24日、新型コロナウイルスの感染拡大対策の規模を100兆ウォン(800億米ドル)に倍増させることを決めた。新型ウイルス感染拡大により影響を受けた企業を支援し、株式・債券市場の下落に対応する。

■全米人口の半分近くが外出禁止に、州知事らは支援訴え

米国で新型コロナウイルス感染者が4万2000人を超え、少なくとも559人が死亡するなか、感染拡大に歯止めをかけるために外出を規制する動きが全米に広がっている。

■中東・中央アジアの国々、新型コロナ対策で支援を要請=IMF

国際通貨基金(IMF)は、中東と中央アジアの10数カ国から新型コロナウイルス感染拡大の経済への影響に対処する目的で金融支援の要請を受けたと明らかにした。

■インド、航空国内線運休を命令 国土の多くを封鎖

インド政府は23日、航空の国際線に加えて国内線の運航停止を発表し、国土の多くで封鎖措置を取ったと発表した。航空各社には25日午前零時からの国内線運休を命令。同国でも新型コロナウイルス感染症の死者が増えつつあることに対応する。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

NY外為市場=ドル上昇、米GDP上方改定受け

ビジネス

追加利下げ必要、リスク均衡にらみ「急がず段階的に」

ビジネス

米ダラス連銀総裁、FRB金利目標の見直し提案 「T

ビジネス

歴代FRB議長ら18人、クック理事解任認めぬよう要
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:ハーバードが学ぶ日本企業
特集:ハーバードが学ぶ日本企業
2025年9月30日号(9/24発売)

トヨタ、楽天、総合商社、虎屋......名門経営大学院が日本企業を重視する理由

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    週にたった1回の「抹茶」で入院することに...米女性を襲った突然の不調、抹茶に含まれる「危険な成分」とは?
  • 2
    コーチとグッチで明暗 Z世代が変える高級ブランド市場、売上を伸ばす老舗ブランドの戦略は?
  • 3
    クールジャパン戦略は破綻したのか
  • 4
    トイレの外に「覗き魔」がいる...娘の訴えに家を飛び…
  • 5
    日本の小説が世界で爆売れし、英米の文学賞を席巻...…
  • 6
    【クイズ】ハーバード大学ではない...アメリカの「大…
  • 7
    中国、ネット上の「敗北主義」を排除へ ――全国キャン…
  • 8
    iPhone17は「すぐ傷つく」...世界中で相次ぐ苦情、Ap…
  • 9
    富裕層のトランプ離れが加速──関税政策で支持率が最…
  • 10
    「あなた誰?」保育園から帰ってきた3歳の娘が「別人…
  • 1
    カミラ王妃のキャサリン妃への「いら立ち」が話題に...「少々、お控えくださって?」
  • 2
    数千円で買った中古PCが「宝箱」だった...起動して分かった驚きの中身
  • 3
    1年で1000万人が死亡の可能性...迫る「スーパーバグ」感染爆発に対抗できる「100年前に忘れられた」治療法とは?
  • 4
    筋肉はマシンでは育たない...器械に頼らぬ者だけがた…
  • 5
    【動画あり】トランプがチャールズ英国王の目の前で…
  • 6
    日本の小説が世界で爆売れし、英米の文学賞を席巻...…
  • 7
    コーチとグッチで明暗 Z世代が変える高級ブランド市…
  • 8
    「ミイラはエジプト」はもう古い?...「世界最古のミ…
  • 9
    「何だこれは...」クルーズ船の客室に出現した「謎の…
  • 10
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影…
  • 1
    「4針ですかね、縫いました」日本の若者を食い物にする「豪ワーホリのリアル」...アジア出身者を意図的にターゲットに
  • 2
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?
  • 3
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影...目覚めた時の「信じがたい光景」に驚きの声
  • 4
    「中野サンプラザ再開発」の計画断念、「考えてみれ…
  • 5
    カミラ王妃のキャサリン妃への「いら立ち」が話題に.…
  • 6
    「我々は嘘をつかれている...」UFOらしき物体にミサ…
  • 7
    【クイズ】次のうち、飲むと「蚊に刺されやすくなる…
  • 8
    「怖すぎる」「速く走って!」夜中に一人ランニング…
  • 9
    東北で大腸がんが多いのはなぜか――秋田県で死亡率が…
  • 10
    科学が解き明かす「長寿の謎」...100歳まで生きる人…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中