しかし前述のインディペンデント紙は、今回の研究が発表されたわずかひと月前に、これと全く逆の研究結果が発表されていたと指摘している。
海馬における新しいニューロンの発生は子供の頃に急激に減り、成人では検知できないレベルにまで下がる、という研究結果を、カリフォルニア大学の研究者が今年3月にネイチャー誌に発表したのだ。
この研究を行ったショーン・ソレルズとメルセデス・パレーデの両博士はインディペンデントに対し、「もし成人の人間の海馬でニューロンが発生し続けるのなら、非常に珍しい現象だ」と話し、ボルドリーニ准教授の研究結果には同意しない姿勢を示した。しかし同紙によると一方で他の科学者らは、今回の研究で明らかになったことが将来的にアルツハイマーなど神経学的な疾患の新たな治療に役立つだろう、と期待していると伝えている。
2026年10月20日号(10月14日発売)は「進化する世界の鉄道」特集。
鉄道黄金期を迎えたヨーロッパを旅する――コリン・ジョイス(ジャーナリスト)/豪快かつ特異なアメリカ大陸鉄道史/膨張する中国鉄路の野望/「夢の超特急」リニアの現実/韓国、アフリカ、インド……世界を駆ける鉄道新事情
※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら
※画像をクリックするとアマゾンに飛びます