最新記事

エンパワメント

「隠すことなんて何もない」12歳で娼婦を演じたブルック・シールズが挑む、新天地とは?

“I’m an Open Book”

2022年12月26日(月)15時10分
H・アラン・スコット(ライター、コメディアン)
ブルック・シールズ

誰に何を聞かれても何一つ隠さずにきたと言うシールズ GUY AROCH

<映画『プリティ・ベビー』で衝撃デビュー以来、多くの役を演じてきた大女優はアパレルブランドの挑戦、司会業にも進出。ひどい質問も受けてきたからこそ、できること>

12歳のとき映画『プリティ・ベビー』で衝撃のデビューを果たして以来、数え切れないほどの役をこなしてきたブルック・シールズだから、ポッドキャストの司会進行くらい難なくこなせるはず。

でも57歳になった彼女は言う。「これって私には新しい世界。だからすごく楽しみ。この年になってまだ何かを、それも私の好きな仕事をやらせてもらえるなんて、ありがたい」

もう何十年もインタビューを受けてきたから「質問に答えるのは得意。隠すことなんて何もない。私はずっと、そうやって生きてきた」と言うシールズ。だが、ポッドキャスト番組『ナウ・ホワット?』では、ゲストに質問をぶつける側だ。

実は彼女、2021年に「ビギニング・イズ・ナウ(始めるのは今)」というライフスタイルブランドを立ち上げている。年齢や体形を問わず、全ての女性を勇気づけるオンラインコミュニティーで、アパレルも展開。それで彼女自身も新しいことを「始めるのは今」と思い立ったらしい。

ただし映画の世界に背を向けたわけではない。今も多数のプロジェクトが進行中だ(11月24日にはHBO Maxで主演映画『ホリデー・ハーモニー』が配信される)。

「映画、特にコメディーは好き。コメディーをやっているとハッピーで、血が騒ぐ」と語るシールズに、本誌H・アラン・スコットが聞いた。

◇ ◇ ◇


――なぜポッドキャストを?

会社を立ち上げた途端に、大きなケガ(ジムで大腿骨を骨折)をしたから。「さあ、どうしよう?」って思った。まさかの展開になったら、思い切って舵を切らないとね。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

ミャンマー経済に回復の兆し、来年度3%成長へ 世銀

ワールド

ハマス武装解除よりガザ統治優先すべき、停戦巡りトル

ビジネス

米ロビンフッド、インドネシアに参入 証券会社と仮想

ワールド

イタリア、25年成長率予想を0.5%に下方修正 2
あわせて読みたい

RANKING

  • 1

    ヘンリー王子の「金欠」をチャールズ国王が心配...最…

  • 2

    メーガン妃はイギリスで、キャサリン妃との関係修復…

  • 3

    「恐ろしい」...キャサリン妃のウェディングドレスに…

  • 4

    残忍非道な児童虐待──「すべてを奪われた子供」ルイ1…

  • 5

    「身内下げ」が子どもの自己肯定感を奪う

  • 1

    「恐ろしい」...キャサリン妃のウェディングドレスに…

  • 2

    残忍非道な児童虐待──「すべてを奪われた子供」ルイ1…

  • 3

    「レースのパンツ」が重大な感染症を引き起こす原因に

  • 4

    メーガン妃はイギリスで、キャサリン妃との関係修復…

  • 5

    人肉食の被害者になる寸前に脱出した少年、14年ぶり…

  • 1

    加工した自撮り写真のように整形したい......インス…

  • 2

    残忍非道な児童虐待──「すべてを奪われた子供」ルイ1…

  • 3

    「恐ろしい」...キャサリン妃のウェディングドレスに…

  • 4

    2100年に人間の姿はこうなる? 3Dイメージが公開

  • 5

    ハリウッド大注目の映画監督「HIKARI」とは? 「アイ…

MAGAZINE

LATEST ISSUE

特集:日本時代劇の挑戦

特集:日本時代劇の挑戦

2025年12月 9日号(12/ 2発売)

『七人の侍』『座頭市』『SHOGUN』......世界が愛した名作とメイド・イン・ジャパンの新時代劇『イクサガミ』の大志