プレスリリース

三井化学、ヨウ素系抗菌・防カビ剤『ヨートル(R)シリーズ』の抗ウイルス効果を確認

2021年11月29日(月)15時15分
三井化学株式会社(所在:東京都港区、代表取締役社長:橋本 修)は、ヨートル(R)シリーズに抗ウイルス効果があることを確認しましたのでご報告いたします。ヨートル(R)シリーズは、ジヨードメチル-p-トリルスルホン(略号DMTS)を活性成分とするヨウ素系の抗菌・防カビ剤です。


<インフルエンザウイルスへの効果>
「ヨートル(R)DP95」および開発品「ヨートル(R)DP-CD」にインフルエンザウイルスを不活化する効果があることを確認しました。細胞を用いたウイルス感染試験において、ヨートル(R)DP95を添加することで、試験開始直後と比べて2時間後にウイルス数が99%減少しました。またヨートル(R)DP-CDでは、より短い時間(10分後)でウイルス数が99.99%減少しました。これはヨートル(R)DP-CDの水溶性が寄与しているものと推察しています。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/287290/LL_img_287290_1.jpg
インフルエンザウイルス不活性化効果

<新型コロナウイルスへの効果>
ヨートル(R)DP-CDでは、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)を不活化する効果も確認しております。
上記と同様の試験により、試験開始直後と比べて2時間後にウイルス数が99%減少しました。即効性はないものの、一定時間抗ウイルス効果を維持できるものと推察します。

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/287290/LL_img_287290_2.jpg
新型コロナウイルス不活性化効果

*上記2つの試験結果はあくまでも剤としての効果の確認であり、本剤が配合された製品・商品での効果を保証するものではありません。


■「ヨートル(R)DP95」とは
製品サイト: https://jp.mitsuichemicals.com/jp/service/product/yohtoldp95.htm
三井化学が1985年から製造販売を開始したヨートル(R)DP95は、幅広い種類のカビに対する高い生育阻害能を示し、木材防腐、塗料、皮革、壁紙などに使用されています。ヨートル(R)DP95はSIAA(抗菌製品技術協議会)の防カビ剤ポジティブリストに登録されており、その活性成分であるDMTSはFDAのポジティブリストに掲載されています。


■開発品「ヨートル(R)DP-CD」とは
製品サイト: https://jp.mitsuichemicals.com/jp/service/product/yohtoldp-cd.htm
ヨートル(R)DP-CDは株式会社シクロケムバイオ(神戸市、代表取締役:寺尾 啓二)と共同開発した製品です。三井化学のヨウ素系防カビ剤ヨートル(R)DP95とシクロケムバイオ社のシクロデキストリンを組み合わせることで、水溶性を付与、さらに抗菌性を高めることに成功した抗菌・防カビ剤の水溶液です。ヨートル(R)DP95の用途に加えて水系塗料、水系接着剤、金属・レンズ加工液など水を主剤とする用途でもご使用いただけます。また粉体タイプのヨートル(R)DP-CDの開発も進めております。

(ご参考)過去リリース: https://jp.mitsuichemicals.com/jp/release/2019/2019_0918.htm


詳細はこちら
プレスリリース提供元:@Press
今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

トランプ氏が不倫口止め料支払いを個人的に指示、元顧

ビジネス

ミーム株急騰、火付け役が3年ぶり投稿再開 ゲームス

ビジネス

米国株式市場=S&P横ばい、インフレ指標や企業決算

ワールド

メリンダ・ゲイツ氏、慈善団体共同議長退任へ 名称「
MAGAZINE
特集:インドのヒント
特集:インドのヒント
2024年5月21日号(5/14発売)

矛盾だらけの人口超大国インド。読み解くカギはモディ首相の言葉にあり

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    やっと撃墜できたドローンが、仲間の兵士に直撃する悲劇の動画...ロシア軍内で高まる「ショットガン寄越せ」の声

  • 2

    原因は「若者の困窮」ではない? 急速に進む韓国少子化の本当の理由【アニメで解説】

  • 3

    新宿タワマン刺殺、和久井学容疑者に「同情」などできない理由

  • 4

    年金だけに頼ると貧困ライン未満の生活に...進む少子…

  • 5

    「ゼレンスキー暗殺計画」はプーチンへの「贈り物」…

  • 6

    常圧で、種結晶を使わず、短時間で作りだせる...韓国…

  • 7

    「人の臓器を揚げて食らう」人肉食受刑者らによる最…

  • 8

    ブラッドレー歩兵戦闘車、ロシアT80戦車を撃ち抜く「…

  • 9

    自宅のリフォーム中、床下でショッキングな発見をし…

  • 10

    地下室の排水口の中に、無数の触手を蠢かせる「謎の…

  • 1

    新宿タワマン刺殺、和久井学容疑者に「同情」などできない理由

  • 2

    やっと撃墜できたドローンが、仲間の兵士に直撃する悲劇の動画...ロシア軍内で高まる「ショットガン寄越せ」の声

  • 3

    ヨルダン・ラジワ皇太子妃のマタニティ姿「デニム生地ジャンプスーツ」が話題に

  • 4

    大阪万博でも「同じ過ち」が繰り返された...「太平洋…

  • 5

    「恋人に会いたい」歌姫テイラー・スウィフト...不必…

  • 6

    常圧で、種結晶を使わず、短時間で作りだせる...韓国…

  • 7

    ロシア兵がウクライナ「ATACMS」ミサイルの直撃を受…

  • 8

    日本の10代は「スマホだけ」しか使いこなせない

  • 9

    ウクライナ防空の切り札「機関銃ドローン」、米追加…

  • 10

    「終わりよければ全てよし」...日本の「締めくくりの…

  • 1

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 2

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 3

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なない理由が明らかに

  • 4

    新宿タワマン刺殺、和久井学容疑者に「同情」などで…

  • 5

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

  • 6

    やっと撃墜できたドローンが、仲間の兵士に直撃する…

  • 7

    一瞬の閃光と爆音...ウクライナ戦闘機、ロシア軍ドロ…

  • 8

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた…

  • 9

    ヨルダン・ラジワ皇太子妃のマタニティ姿「デニム生地…

  • 10

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中