ニュース速報
ワールド

朝鮮半島問題の解決、努力することで一致=日中韓サミットで官房長官

2024年05月27日(月)17時13分

 5月27日、林芳正官房長官(写真)は午後の記者会見で、同日にソウルで開催された日中韓首脳会議で対北朝鮮の政策スタンスで差があったのではないかとの質問に対し、3首脳は朝鮮半島問題の政治的な解決に向けて引き続き努力することで一致したと述べた。 写真は都内で昨年12月撮影(2024 ロイター/Issei Kato)

Kazuhiko Tamaki

[東京 27日 ロイター] - 林芳正官房長官は27日午後の会見で、同日にソウルで開催された日中韓首脳会議で対北朝鮮の政策スタンスで差があったのではないかとの質問に対し、3首脳は朝鮮半島問題の政治的な解決に向けて引き続き努力することで一致したと述べた。

この日の会見では、北朝鮮の衛星発射予告に対し、日韓から反対の姿勢が示されたのに対し、中国からの言及がなかった点について質問が出た。

これに対して林官房長官は、日中韓サミットの中で岸田文雄首相から北朝鮮が仮に人工衛星を発射すれば、国連安保理決議に違反するもので、強く中止を求めるとの発言があったと説明。3首脳の間では朝鮮半島の非核化をめぐり「率直な意見交換があった」と述べた。その上で、朝鮮半島の平和と安定が3カ国の共通の利益であり「朝鮮半島問題の政治的解決のために引き続き前向きに努力していくことで一致した」と語った。

一方、日本の長期金利が27日の取引で12年ぶりに1.025%まで上昇したことに関し、林官房長官は市場動向にはコメントしないと述べた。

ただ、一般論として長期金利は様々な経路を通じて経済・財政に影響を及ぼすことから政府としては「長期金利の動向やそれが国民生活等に与える影響を注視していく」と語った。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

アングル:ドローン大量投入に活路、ロシアの攻勢に耐

ビジネス

米国株式市場=S&P・ナスダックほぼ変わらず、トラ

ワールド

トランプ氏、ニューズ・コープやWSJ記者らを提訴 

ビジネス

IMF、世界経済見通し下振れリスク優勢 貿易摩擦が
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:AIの6原則
特集:AIの6原則
2025年7月22日号(7/15発売)

加速度的に普及する人工知能に見えた「限界」。仕事・学習で最適化する6つのルールとは?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    その首輪に書かれていた「8文字」に、誰もが言葉を失った
  • 2
    「細身パンツ」はもう古い...メンズファッションは「ゆったり系」がトレンドに
  • 3
    「想像を絶する」現場から救出された164匹のシュナウザーたち
  • 4
    頭はどこへ...? 子グマを襲った「あまりの不運」が…
  • 5
    日本より危険な中国の不動産バブル崩壊...目先の成長…
  • 6
    「二次制裁」措置により「ロシアと取引継続なら大打…
  • 7
    「どの面下げて...?」ディズニーランドで遊ぶバンス…
  • 8
    ロシアの労働人口減少問題は、「お手上げ状態」と人…
  • 9
    「異常な出生率...」先進国なのになぜ? イスラエル…
  • 10
    アフリカ出身のフランス人歌手「アヤ・ナカムラ」が…
  • 1
    その首輪に書かれていた「8文字」に、誰もが言葉を失った
  • 2
    頭はどこへ...? 子グマを襲った「あまりの不運」が話題に
  • 3
    「ベンチプレス信者は損している」...プッシュアップを極めれば、筋トレは「ほぼ完成」する
  • 4
    日本より危険な中国の不動産バブル崩壊...目先の成長…
  • 5
    「お腹が空いていたんだね...」 野良の子ネコの「首…
  • 6
    どの学部の卒業生が「最も稼いでいる」のか? 学位別…
  • 7
    アメリカで「地熱発電革命」が起きている...来年夏に…
  • 8
    千葉県の元市長、「年収3倍」等に惹かれ、国政に打っ…
  • 9
    ネグレクトされ再び施設へ戻された14歳のチワワ、最…
  • 10
    「二度とやるな!」イタリア旅行中の米女性の「パス…
  • 1
    その首輪に書かれていた「8文字」に、誰もが言葉を失った
  • 2
    「コーヒーを吹き出すかと...」ディズニーランドの朝食が「高額すぎる」とSNSで大炎上、その「衝撃の値段」とは?
  • 3
    頭はどこへ...? 子グマを襲った「あまりの不運」が話題に
  • 4
    「あまりに愚か...」国立公園で注意を無視して「予測…
  • 5
    10歳少女がサメに襲われ、手をほぼ食いちぎられる事…
  • 6
    JA・卸売業者が黒幕説は「完全な誤解」...進次郎の「…
  • 7
    燃え盛るロシアの「黒海艦隊」...ウクライナの攻撃で…
  • 8
    ディズニー・クルーズラインで「子供が海に転落」...…
  • 9
    「小麦はもう利益を生まない」アメリカで農家が次々…
  • 10
    イランを奇襲した米B2ステルス機の謎...搭乗した専門…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中