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北朝鮮の金総書記、米韓と軍事対決なら徹底対応 軍指揮官に表明

2024年01月02日(火)00時56分

北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記は31日、米国と韓国が軍事対決を選択した場合、それを破壊するために最も強力な手段を動員する必要があると述べた。1日の国営朝鮮中央通信(KCNA)提供写真。(2024年 ロイター)

Jack Kim

[ソウル 1日 ロイター] - 北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記は31日、米国と韓国が軍事対決を選択した場合、それを破壊するために最も強力な手段を動員する必要があると述べた。国営朝鮮中央通信(KCNA)が1日報じた。

金総書記は、党本部に朝鮮人民軍の主要指揮官を迎え、2023年の成果を称賛したうえで、米国を含む敵対勢力の工作により、朝鮮半島で武力衝突の危険性が急速に現実味を帯びており、自衛のため「宝刀を研ぐ」必要があると指摘。「敵が軍事対決を選択すれば、わが軍は一瞬のためらいもなく、最も強靭な手段と潜在能力を総動員して、敵を徹底的に全滅させる致命的な打撃を与えるべきだ」と述べた。

金総書記は、党中央委員会拡大総会最終日の30日、2024年に偵察衛星を新たに3基打ち上げるほか、軍事用ドローン製造、核・ミサイル戦力の強化、潜水艦や電子戦能力増強などの方針を示している。

韓国の尹錫悦大統領は1日、ミサイル防衛システムと米国の拡大抑止システムを完成させる作業を加速して「北朝鮮の核・ミサイルの脅威を根本的に抑止」すると表明した。

ロイター
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