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中国初の国産単通路旅客機「C919」が商用飛行開始、北京到着

中国東方航空は5月28日、同国初の国産単通路旅客機「C919」の運航を開始した。第1便の搭乗客はおよそ130人だった。同日、上海空港の上空で撮影(2023年 ロイター/Aly Song)
[北京/上海 28日 ロイター] - 中国東方航空は28日、同国初の国産単通路旅客機「C919」の運航を開始した。第1便の搭乗客はおよそ130人で、現地時間午前10時半ごろに上海虹橋国際空港を離陸し、2時間後に北京首都国際空港に降り立ったことが、航空便追跡アプリで確認された。
C919は15年前に、欧州エアバスの「A320」や米ボーイングの「737MAX」に対抗するため、国有企業の中国商用飛機(COMAC)が開発を始めた機体。2017年に初飛行し、その後数多くの試験飛行を実施してきた。
中国東方航空は2021年3月に5機を発注し、昨年12月に1号機を受け取っており、年内には残りの機体も納入される予定だ。
COMACが昨年末段階で受注したC919は合計1035機。同社幹部は国営メディアに対して、それ以降で受注機数は1200機を突破したと明かしている。
複数の国営メディアによると、COMACの想定ではC919の年間生産機数が5年以内に150機に達するという。