ニュース速報

ワールド

米、ロシアの4州併合非難 中銀総裁ら対象に追加制裁へ

2022年10月01日(土)02時16分

ロシアのプーチン大統領がウクライナ東・南部4州の併合を宣言したことを受け、米国は30日、ロシア中央銀行のナビウリナ総裁や議員を含む数百の個人・団体を対象とする大規模な追加制裁を発表した。6月16日撮影(2022年 ロイター/Anton Vaganov/File Photo)

[ワシントン 30日 ロイター] - 米国は30日、ロシアのプーチン大統領がウクライナ領土の約15%に相当する東・南部4州の併合を宣言したことを非難し、ロシア中央銀行のナビウリナ総裁や議員を含む数百の個人・団体を対象とする大規模な追加制裁を発表した。

バイデン大統領は声明で「われわれは国際社会と連携し、ロシアの動きを非難し、ロシアの責任を追及する」と非難。「隣国の国境を引き直すというロシアの恥知らずの試みを阻止し、自衛に必要な装備をウクライナに引き続き供与する」と言明した。

イエレン財務長官は声明で「ウクライナの一部を不正に併合しようとするプーチン氏の試みをわれわれが傍観することはない」と述べた。

ブリンケン国務長官は声明で「米国は、ロシアが国際的に認められたウクライナの国境を、見せかけの『住民投票』によって変更しようとする不正な試みを明確に拒否する」とした。

ワシントンのロシア大使館は現時点でコメント要請に応じていない。

米財務省によると制裁対象にはナビウリナ中銀総裁のほかノバク副首相、連邦議会の下院議員109人、上院議員169人、ロシアの軍産複合体に属する14人、高官の家族などが含まれている。また、ロシア国外からロシア政府に政治的・経済的支援を行った場合、制裁リスクが高まると警告するガイダンスも発表した。

また、米商務省はロシアとクリミアの57団体を輸出禁止対象のブラックリストに追加したほか、米国および米国と同様の規制を持つ37カ国が禁止する技術や製品などを提供してロシアとベラルーシの軍事・産業分野を支援する他国の事業体にも米国の輸出規制を適用できるとする新たな指針も発表した。

米国務省は別の声明で、ロシアとベラルーシの軍関係者や「ウクライナの主権、領土保全、政治的独立を侵害したロシアの代理人」など900人以上に査証(ビザ)発給制限を課し、米国への渡航を禁じると発表した。

ロイター
Copyright (C) 2022 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

最近の急速なウォン安・円安、深刻な懸念共有=日韓対

ワールド

米戦略石油備蓄の第1弾、来週末までに供給 8600

ビジネス

日立とGEベルノバ、東南アジアで小型モジュール炉導

ワールド

米商務省、AI半導体輸出の新規則案を撤回 公表から
MAGAZINE
特集:教養としてのミュージカル入門
特集:教養としてのミュージカル入門
2026年3月17日号(3/10発売)

社会と時代を鮮烈に描き出すミュージカル。意外にポリティカルなエンタメの「魔力」を学ぶ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製をモデルにした米国製ドローンを投入
  • 2
    ショーン・ペンは黙らない――「ウクライナへの裏切りは常軌を逸している」その怒りの理由
  • 3
    世界の視線は中東から日本へ...企業主導で築くインド太平洋防衛
  • 4
    有人機の「盾」となる使い捨て無人機...空の戦いに革…
  • 5
    職業別の収入に大変動......タクシー運転手・自動車…
  • 6
    「イラン送りにすべき...」トランプ孫娘、警護隊引き…
  • 7
    イラン攻撃のさなか、トランプが行った「執務室の祈…
  • 8
    「映画賞の世界は、はっきり言って地獄だ」――ショー…
  • 9
    『ある日、家族が死刑囚になって』を考えるヒントに…
  • 10
    ファラオが眠る王家の谷に残されていた「インド系言…
  • 1
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 2
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 3
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」と言われる外国特派員の私が思うこと
  • 4
    「このままよりはマシだ」――なぜイランで米軍の攻撃…
  • 5
    職業別の収入に大変動......タクシー運転手・自動車…
  • 6
    キャサリン皇太子妃、英連邦デー式典に出席...公開さ…
  • 7
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 8
    【長期戦はイラン有利】米側の体制転覆シナリオに暗…
  • 9
    ショーン・ペンは黙らない――「ウクライナへの裏切り…
  • 10
    世界の視線は中東から日本へ...企業主導で築くインド…
  • 1
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 2
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 5
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 6
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を…
  • 7
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 8
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 9
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 10
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中