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スリランカ、緊急融資でIMFと実務者レベルの合意=関係筋
8月31日、スリランカと国際通貨基金(IMF)が緊急融資を巡り実務者レベルの合意に達したと、関係者4人が明らかにした。写真はIMFのロゴ。ワシントンで2017年10月撮影(2022年 ロイター/Yuri Gripas)
[コロンボ 31日 ロイター] - スリランカと国際通貨基金(IMF)が緊急融資を巡り実務者レベルの合意に達したと、関係者4人が明らかにした。9月1日にも正式発表される見通し。
合意した融資額は不明。スリランカは最大30億ドルの融資を求めていた。
通常、実務者レベルの合意後にIMFの幹部や理事会の承認を経て支援が可能になる。
IMFの代表団は1週間前にスリランカ入りした。関係者らによると、代表団は30日、同国当局者と政局を巡る懸念について協議した。技術的な詳細の大部分は既に合意していた。
IMFは声明で「代表団は当局との協議がまだ続いているため、滞在を1日延長した。9月1日には任務を完了し、声明を発表する予定だ」と述べた。
スリランカ政府報道官にコメントを求めたが、現時点で返答はない。ウィクラマシンハ大統領は30日、IMFとの協議は「成功と呼べる水準」に達したと述べている。
スリランカは約290億ドルの対外債務の再編も目指している。複数の関係筋によると、日本を含む全債権国からなる会議体を新たに発足する構想が浮上している。
ウィクラマシンハ大統領は今月のロイターとのインタビューで、中国やインドを含む主要債権国を2国間債務再編協議に招くよう日本に支援を要請すると語った。