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米、EUに内密かつ直接回答へ イラン核合意「最終文書」巡り

2022年08月16日(火)04時43分

米国務省のプライス報道官は15日、2015年イラン核合意の再建に向け欧州連合(EU)が提案した合意の最終文書について、米国はEUの外相に当たるボレル外交安全保障上級代表に内密かつ直接回答を伝える方針であると明らかにした。ただ、回答時期は明らかにしなかった。(2022年 ロイター/Dado Ruvic)

[ワシントン 15日 ロイター] - 米国務省のプライス報道官は15日、2015年イラン核合意の再建に向け欧州連合(EU)が提案した合意の最終文書について、米国はEUの外相に当たるボレル外交安全保障上級代表に内密かつ直接回答を伝える方針であると明らかにした。ただ、回答時期は明らかにしなかった。

プライス報道官はイラン核合意への相互復帰を実現する唯一の方法は、イラン政府が「本題から外れた要求」を放棄することと指摘。交渉可能なことは全てすでに交渉済みだと米政府は考えているとした。

さらに、イランが15年に合意した包括的共同行動計画(JCPOA)の相互順守への復帰を受け入れられないのであれば、米国は厳格な対イラン制裁を継続する用意があるという認識を示した。

これに先立ち、イラン外務省は15日中にEUが提示した最終文書に回答するとし、米国に対し問題解決に向けて柔軟な対応を示すよう求めていた。EUは15日中の回答を求めている。

ロイター
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