ニュース速報

ワールド

「インド太平洋枠組み」発足へ、バイデン氏訪日時=冨田駐米大使

2022年05月09日(月)14時59分

日本の冨田浩司駐米大使は9日、月内のバイデン米大統領の訪日に合わせ、米国が主導するインド太平洋経済枠組み(IPEF)が正式に発足されると述べた。2021年7月撮影(2022年 ロイター/Mandi Wright-USA TODAY Sports)

[ワシントン/東京 9日 ロイター] - 日本の冨田浩司駐米大使は9日、月内のバイデン米大統領の訪日に合わせ、米国が主導するインド太平洋経済枠組み(IPEF)が正式に発足されると述べた。

米シンクタンクの戦略国際問題研究所(CSIS)が主催したオンラインイベントで、日米はIPEFの詳細に取り組んできたとし、包括性と水準の高さとの間でバランスを取る必要があると指摘。バイデン大統領が予定している5月20─24日の韓国および日本への訪問は、ウクライナ戦争下にもかかわらず、米国が依然としてインド太平洋を重視しているという強力なシグナルを送ることになるとした。

その上で、バイデン氏の訪日は単なるメッセージではなく「日米両国がより広範なインド太平洋地域の経済的・社会的発展において共同で指導的役割を果たす用意があることを非常に強い言葉で示すことになる」と語った。

また、バイデン氏の訪日に合わせて日米豪印の「クアッド」首脳会合が開催されるとしたほか、「米国によるIPEF構想の正式な立ち上げとも重なるだろう。そして現在、この構想に盛り込まれるアイデアが具体化されようとしている」とした。

ロイター
Copyright (C) 2022 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

米コストコ、6─8月期は売上高・実質利益が予想上回

ワールド

BPの世界石油需要ピーク予想、2030年まで5年後

ビジネス

米アクセンチュア、6─8月期売上高が予想超え AI

ワールド

半導体と医薬品、米が分野別関税課しても最恵国待遇を
MAGAZINE
特集:ハーバードが学ぶ日本企業
特集:ハーバードが学ぶ日本企業
2025年9月30日号(9/24発売)

トヨタ、楽天、総合商社、虎屋......名門経営大学院が日本企業を重視する理由

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    週にたった1回の「抹茶」で入院することに...米女性を襲った突然の不調、抹茶に含まれる「危険な成分」とは?
  • 2
    コーチとグッチで明暗 Z世代が変える高級ブランド市場、売上を伸ばす老舗ブランドの戦略は?
  • 3
    トイレの外に「覗き魔」がいる...娘の訴えに家を飛び出した父親が見つけた「犯人の正体」にSNS爆笑
  • 4
    クールジャパン戦略は破綻したのか
  • 5
    iPhone 17は「すぐ傷つく」...世界中で相次ぐ苦情、A…
  • 6
    中国、ネット上の「敗北主義」を排除へ ――全国キャン…
  • 7
    【クイズ】ハーバード大学ではない...アメリカの「大…
  • 8
    日本の小説が世界で爆売れし、英米の文学賞を席巻...…
  • 9
    「あなた誰?」保育園から帰ってきた3歳の娘が「別人…
  • 10
    富裕層のトランプ離れが加速──関税政策で支持率が最…
  • 1
    カミラ王妃のキャサリン妃への「いら立ち」が話題に...「少々、お控えくださって?」
  • 2
    数千円で買った中古PCが「宝箱」だった...起動して分かった驚きの中身
  • 3
    1年で1000万人が死亡の可能性...迫る「スーパーバグ」感染爆発に対抗できる「100年前に忘れられた」治療法とは?
  • 4
    筋肉はマシンでは育たない...器械に頼らぬ者だけがた…
  • 5
    【動画あり】トランプがチャールズ英国王の目の前で…
  • 6
    日本の小説が世界で爆売れし、英米の文学賞を席巻...…
  • 7
    コーチとグッチで明暗 Z世代が変える高級ブランド市…
  • 8
    「ミイラはエジプト」はもう古い?...「世界最古のミ…
  • 9
    「何だこれは...」クルーズ船の客室に出現した「謎の…
  • 10
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影…
  • 1
    「4針ですかね、縫いました」日本の若者を食い物にする「豪ワーホリのリアル」...アジア出身者を意図的にターゲットに
  • 2
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?
  • 3
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影...目覚めた時の「信じがたい光景」に驚きの声
  • 4
    「中野サンプラザ再開発」の計画断念、「考えてみれ…
  • 5
    カミラ王妃のキャサリン妃への「いら立ち」が話題に.…
  • 6
    「我々は嘘をつかれている...」UFOらしき物体にミサ…
  • 7
    【クイズ】次のうち、飲むと「蚊に刺されやすくなる…
  • 8
    「怖すぎる」「速く走って!」夜中に一人ランニング…
  • 9
    東北で大腸がんが多いのはなぜか――秋田県で死亡率が…
  • 10
    科学が解き明かす「長寿の謎」...100歳まで生きる人…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中