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日本政府がポンペオ氏に高額ウイスキー贈答 米国務省が所在を調査

2021年08月05日(木)12時24分

 米国務省は、日本政府からポンペオ前国務長官(写真)に贈られた5800ドル相当のウイスキーの行方を捜していることを明らかにした。フロリダ州で2月撮影(2021年 ロイター/Octavio Jones)

[ワシントン 4日 ロイター] - 米国務省は、日本政府からポンペオ前国務長官に贈られた5800ドル相当のウイスキーの行方を捜していることを明らかにした。

同省の文書によると、ウイスキーは日本政府が2019年6月24日にポンペオ氏に贈答したものだが、「所在不明」と記載されており、「国務省はこの問題を調査している」との脚注が付けられている。

国務省の調査については、ニューヨーク・タイムズ紙が先に報じた。

同紙によると、米政府関係者は390ドル未満の贈答品を受け取れるが、390ドル以上の贈答品を個人で所有したい場合、購入する義務がある。

ポンペオ氏の弁護士は「ポンペオ氏はウイスキーのボトルを受け取った記憶がなく、ウイスキーの所在については全く知らない。所在について調査が行われていることも知らなかった」とコメントした。

国務省のコメントは取れていない。

ニューヨーク・タイムズ紙によると、ポンペオ氏がウイスキーを受け取ったかどうかは不明。日本政府が国務省にウイスキーを贈答した2019年6月24日、同氏はサウジアラビアを訪問中だった。

ポンペオ氏は今年4月、同氏と夫人が国務省職員に100回以上、個人的な雑務を依頼し、連邦政府の倫理規則に違反したと政府報告書で批判されている。

同氏は、この政府報告書について、政治的な動機に基づくもので、事実関係の誤りが多数あると反論している。

ポンペオ氏は2024年の大統領選に出馬する意欲があるとみられているが、本人は出馬の意向を確認していない。

ロイター
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