ニュース速報

ワールド

ASEAN、24日首脳会議でミャンマー情勢協議 一部は外相が出席

2021年04月20日(火)18時37分

 東南アジア諸国連合(ASEAN)は、インドネシアのジャカルタで24日に開催する首脳会議でミャンマー情勢について協議する。ASEAN事務局が20日、明らかにした。写真はサガインで3月撮影(2021年 ロイター)

[20日 ロイター] - 東南アジア諸国連合(ASEAN)は、インドネシアのジャカルタで24日に開催する首脳会議でミャンマー情勢について協議する。ASEAN事務局が20日、明らかにした。ただタイのプラユット首相によると、一部の国は外相が代理で出席する見込み。

プラユット氏は閣議後、記者団にドン副首相兼外相を派遣するとし「他の国も一部は外相が出席するだろう」と述べた。

ASEANは、軍事クーデターで混乱する加盟国ミャンマーへの対応を模索しているが、殺傷能力の高い武器の使用については見解が分かれている。

インドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポールはミャンマー軍事政権に対する圧力を強めるよう主張しているが、タイは流血の事態に「重大な懸念」を表明するのみにとどまっている。

ASEAN事務局の幹部は、新型コロナウイルスの感染対策を徹底した上でインドネシアの首都ジャカルタで対面式で首脳会議を開くと明らかにした。

何カ国の首脳が参加するかは明らかになっていない。一方、タイ外務省報道官は17日、ミャンマー国軍のミン・アウン・フライン総司令官が首脳会議に出席する意向を示したと明らかにした。

ミャンマー政府はコメントしていない。これまで同国の軍事政権はASEANの会議に首相か外相を派遣しており、総司令官が出席する可能性は低いとみられている。

今年のASEAN議長国であるブルネイの外務省は、首脳会議についてコメントを控えている。

欧州連合(EU)は19日付の官報で、ミャンマーで2月にクーデターを起こした国軍の関係者のほか、国軍系企業に対する制裁を導入したと発表した。

*タイ首相の発言などを追加しました。

ロイター
Copyright (C) 2021 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

パキスタン首相、アフガンとの紛争解決に向け協議の用

ビジネス

米自動車業界団体、ネクスペリア半導体供給問題で生産

ビジネス

イケア、25年度売上高は値下げ響き1%減 2年連続

ビジネス

景気減速、予想ほど進んでいない可能性=ミネアポリス
MAGAZINE
特集:日本人と参政党
特集:日本人と参政党
2025年10月21日号(10/15発売)

怒れる日本が生んだ「日本人ファースト」と参政党現象。その源泉にルポと神谷代表インタビューで迫る

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本で外国人から生まれた子どもが過去最多に──人口減少を補うか
  • 2
    まるで『トップガン』...わずか10mの至近戦、東シナ海で「中国J-16」 vs 「ステルス機」
  • 3
    間取り図に「謎の空間」...封印されたスペースの正体は?
  • 4
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 5
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
  • 6
    【クイズ】サッカー男子日本代表...FIFAランキングの…
  • 7
    疲れたとき「心身ともにゆっくり休む」は逆効果?...…
  • 8
    フィリピンで相次ぐ大地震...日本ではあまり報道され…
  • 9
    ホワイトカラーの62%が「ブルーカラーに転職」を検討…
  • 10
    イーロン・マスク、新構想「Macrohard」でマイクロソ…
  • 1
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな飼い主との「イケイケなダンス」姿に涙と感動の声
  • 2
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以外の「2つの隠れた要因」が代謝を狂わせていた
  • 3
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になりやすい人」が持ち歩く5つのアイテム
  • 4
    中国人が便利な「調理済み食品」を嫌うトホホな理由…
  • 5
    まるで『トップガン』...わずか10mの至近戦、東シナ…
  • 6
    【クイズ】日本人が唯一「受賞していない」ノーベル…
  • 7
    ベゾス妻 vs C・ロナウド婚約者、バチバチ「指輪対決…
  • 8
    フィリピンで相次ぐ大地震...日本ではあまり報道され…
  • 9
    時代に逆行するトランプのエネルギー政策が、アメリ…
  • 10
    「中国のビットコイン女王」が英国で有罪...押収され…
  • 1
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になりやすい人」が持ち歩く5つのアイテム
  • 2
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ監督が明かすプレーオフ戦略、監督の意外な「日本的な一面」とは?
  • 3
    カミラ王妃のキャサリン妃への「いら立ち」が話題に...「少々、お控えくださって?」
  • 4
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレ…
  • 5
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 6
    バフェット指数が異常値──アメリカ株に「数世代で最…
  • 7
    「日本の高齢化率は世界2位」→ダントツの1位は超意外…
  • 8
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
  • 9
    【クイズ】日本人が唯一「受賞していない」ノーベル…
  • 10
    数千円で買った中古PCが「宝箱」だった...起動して分…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中