ニュース速報

ワールド

米上院指導部、超党派で半導体関連法案を準備=バイデン氏

2021年04月08日(木)07時55分

[ワシントン 7日 ロイター] - バイデン米大統領は7日、上院の与野党指導部が半導体関連法案を提出する準備を進めていると明らかにした。世界的な半導体不足で米国内の自動車生産などに悪影響が出ている。

上院民主党のシューマー院内総務と共和党のマコネル院内総務が「間もなく法案を提出するだろう」と述べた。

シューマー、マコネル両氏の事務所からコメントは得られていない。

ホワイトハウスは12日に半導体の問題に関するオンライン会議を開催する予定で、フォード・モーターのジム・ファーリー最高経営責任者(CEO)やゼネラル・モーターズ(GM)のメアリー・バーラCEOを含む自動車メーカーの幹部などが参加する見通し。政権側はディーズ国家経済会議(NEC)委員長とサリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)が出席する予定。

米自動車業界団体は5日、世界的な車載半導体不足による生産への影響があと6カ月続き、今年の生産台数が128万台減少する可能性があるとし米政府に支援を要請した。

バイデン氏は2月、複数の連邦当局に半導体不足問題への対応を指示。国内の半導体生産を加速させるため370億ドルの予算も要求している。

半導体不足による自動車生産への悪影響が鮮明となる中、ブロードバンドサービスや携帯電話、ケーブルテレビの業界はホワイトハウスに対し、半導体問題への対応で中立性を確保するよう要請。

業界団体の「NCTA─インターネット&テレビ協会」は今週、商務省に送ったコメントで、各社は半導体供給の遅れに直面しており、ケーブルテレビの視聴装置の配達が一部遅れ、ネットワークスイッチやルーターなどの調達にも遅延が生じていると指摘。「半導体不足とそれに伴う遅延によってブロードバンドとケーブルテレビ業界に今年、数億ドルの影響がもたらされるだろう」とした。

ロイター
Copyright (C) 2021 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

米ホワイトハウス付近で銃撃、州兵2人重体 トランプ

ワールド

ニュージーランド経済、下半期は拡大 需要安定化=中

ビジネス

日経平均は続伸で寄り付く、5万円回復 ハイテク株し

ビジネス

英、高額所得者の国民保険料優遇措置を大幅削減へ 雇
MAGAZINE
特集:ガザの叫びを聞け
特集:ガザの叫びを聞け
2025年12月 2日号(11/26発売)

「天井なき監獄」を生きるパレスチナ自治区ガザの若者たちが世界に向けて発信した10年の記録

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで墜落事故、浮き彫りになるインド空軍の課題
  • 2
    【最先端戦闘機】ミラージュ、F16、グリペン、ラファール勢ぞろい ウクライナ空軍は戦闘機の「見本市」状態
  • 3
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるようになる!筋トレよりもずっと効果的な「たった30秒の体操」〈注目記事〉
  • 4
    【クイズ】次のうち、マウスウォッシュと同じ効果の…
  • 5
    7歳の娘の「スマホの検索履歴」で見つかった「衝撃の…
  • 6
    がん患者の歯のX線画像に映った「真っ黒な空洞」...…
  • 7
    ミッキーマウスの著作権は切れている...それでも企業…
  • 8
    あなたは何歳?...医師が警告する「感情の老化」、簡…
  • 9
    ウクライナ降伏にも等しい「28項目の和平案」の裏に…
  • 10
    【クイズ】世界で1番「がん」になる人の割合が高い国…
  • 1
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判殺到、そもそも「実写化が早すぎる」との声も
  • 2
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるようになる!筋トレよりもずっと効果的な「たった30秒の体操」〈注目記事〉
  • 3
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸送機「C-130」謎の墜落を捉えた「衝撃映像」が拡散
  • 4
    ポルノ依存症になるメカニズムが判明! 絶対やって…
  • 5
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで…
  • 6
    マムダニの次は「この男」?...イケメンすぎる「ケネ…
  • 7
    AIの浸透で「ブルーカラー」の賃金が上がり、「ホワ…
  • 8
    海外の空港でトイレに入った女性が見た、驚きの「ナ…
  • 9
    【銘柄】イオンの株価が2倍に。かつての優待株はなぜ…
  • 10
    「まじかよ...」母親にヘアカットを頼んだ25歳女性、…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 3
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 4
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 5
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 6
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸…
  • 7
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 8
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 9
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 10
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中