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新START延長、合意に精力的な努力必要=ロシア報道官
ロシア大統領府のぺスコフ報道官は26日、来月期限が切れる新STARTの延長について、合意に達するためには精力的な取り組みが必要との認識を示した。2018年12月、モスクワで撮影(2021年 ロイター/Maxim Shemetov)
[モスクワ/ジュネーブ 26日 ロイター] - ロシア大統領府のぺスコフ報道官は26日、来月期限が切れる米ロの新戦略兵器削減条約(新START)の延長について、合意達成には精力的な取り組みが必要との認識を示した。
新STARTは米ロの戦略核弾頭やミサイルなどの配備数を制限するもので、2010年に調印。2月5日に期限を迎えるが、バイデン米新政権は5年の延長を目指す方針を示している。
ぺスコフ氏は電話会見で「延長で合意するには精力的な取り組みが必要になる」と指摘。「新STARTの延長は両国の利益になり、世界全体の利益にもなる」と述べた。
ロシアのジュネーブ国際機関代表部大使、ゲンナディー・ガティロフ氏は国連軍縮会議で延長に前向きな姿勢を示し、「延長で稼いだ時間を使い、米ロ両国は国際的な安全保障と戦略安定の分野で台頭した課題に共に真剣に取り組める」と述べた。
米国のロバート・ウッド軍縮大使も、延長は米ロ両国の国益にかなうと表明。「バイデン大統領は延長が米国の国益にかなうと長らく主張してきた。ロシアとの関係がそれほど良好でない現在、延長は理にかなう」と述べた。
軍縮会議では、スイスなども延長に支持を示した。
*内容を追加しました。