ニュース速報

ワールド

トランプ氏とバイデン氏、政策巡り非難の応酬 激戦州ミネソタで

2020年09月20日(日)08時58分

 9月18日、トランプ米大統領と野党民主党の大統領候補バイデン前副大統領は、激戦州であるミネソタ州をそれぞれ訪問し、互いの政策について非難の応酬を繰り広げた。ミネソタ、バージニア、サウスダコタ、ワイオミングの4州ではこの日、2020年米大統領選の期日前投票が始まった。バージニア州の投票所のようす(2020年 ロイター/Al Drago)

[ベミジ/ハーマンタウン(米ミネソタ州) 18日 ロイター] - トランプ米大統領と野党民主党の大統領候補バイデン前副大統領は18日、激戦州であるミネソタ州をそれぞれ訪問し、互いの政策について非難の応酬を繰り広げた。同州ではこの日、2020年米大統領選の期日前投票が始まった。

バイデン氏は同州ダルース郊外のハーマンタウンにある職業訓練センターを訪問。鉄鉱石鉱山地帯である同地域の経済状況について、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)で失業が増えていると悲観的な見方を示し、トランプ氏の経済政策を非難。同氏が公衆衛生危機への対応をほとんど取っていないと指摘し、「トランプ氏は仕事をしているふりをすることさえも、あきらめている」と述べた。

バイデン氏はまた、気候変動問題に対処するため、米国のインフラ改善に2兆ドルを投じる方針を改めて表明。連邦政府のプロジェクト全てで、米国製の材料や組織化された労働力が利用されることを確実にするとも語った。

さらに、トランプ氏について、インフラ計画を約束し続けているが、一つも実現していないと指摘。「彼には計画がない」と言明した。

一方、トランプ氏は同州ベミジの空港で選挙集会を行い、新型コロナ危機前の2019年のミネソタ州経済の強さに言及し、自身の経済政策により同州で選挙に勝利できるだろうとの認識を示した。

また、バイデン氏の移民政策を攻撃し、「バイデン氏と極左勢力が勝てば、ミネソタ州は制圧され、破壊されるだろう」と語った。

この日はミネソタ州のほか、バージニア、サウスダコタ、ワイオミング州でも、期日前投票が始まった。新型コロナウイルス流行を背景に11月3日の投票日の混雑を避けようとする動きから、一部の投票所では有権者が列を作る様子も見られた。

ミネソタ州ミネアポリスの投票所では、開場後30分で約44人が投票。16年の大統領選ではトランプ大統領が同州で僅差で敗れたが、今回の選挙では追い上げが予想されており、激戦州になると目される。

ミネソタ州では、5月にミネアポリス近郊で発生した白人警官による黒人男性暴行死事件が後に全米に拡大した人種差別に対する抗議デモの発端となった。

最新の調査によると、同州での支持率はバイデン氏がリードしている。

*情報を更新して再送します。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

南ア「イランとの関係断つ理由ない」、米の圧力に抵抗

ビジネス

ナフサ、現時点で直ちに需給上の問題生じていない=赤

ワールド

イランで6病院が避難、医療体制は対応可能な状態=W

ビジネス

基調的な物価上昇率、2%に向けて緩やかに上昇=植田
MAGAZINE
特集:イラン革命防衛隊
特集:イラン革命防衛隊
2026年3月24日号(3/17発売)

イスラム神権国家を裏からコントロールする謎の軍隊の歴史と知られざる実力

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    「ネタニヤフの指が6本」はなぜ死亡説につながったのか?
  • 3
    住宅建設予定地に眠っていた「大量の埋蔵金」...現在の価値でどれくらい? 誰が何のために埋めた?
  • 4
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 5
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」…
  • 6
    「筋肉はモッツァレラと同じ」...なぜウォーミングア…
  • 7
    「映画賞の世界は、はっきり言って地獄だ」――ショー…
  • 8
    幼い子供たちの「おぞましい変化」を克明に記録...「…
  • 9
    ズボンを穿き忘れてる! 米セレブ、下を穿かず「目の…
  • 10
    世界の視線は中東から日本へ...企業主導で築くインド…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」と言われる外国特派員の私が思うこと
  • 4
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 5
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...…
  • 6
    「このままよりはマシだ」――なぜイランで米軍の攻撃…
  • 7
    職業別の収入に大変動......タクシー運転手・自動車…
  • 8
    キャサリン皇太子妃、英連邦デー式典に出席...公開さ…
  • 9
    ズボンを穿き忘れてる! 米セレブ、下を穿かず「目の…
  • 10
    世界の視線は中東から日本へ...企業主導で築くインド…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 5
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 6
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 7
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 8
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 9
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
  • 10
    「水道水」が筋トレの成果を左右する...私たちの体に…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中