ニュース速報

ワールド

ベトナムでコロナ感染再拡大、中部ダナンの4工場で感染確認

2020年08月03日(月)17時33分

 ベトナム中部の観光地ダナンで発生した新型コロナウイルスの感染再拡大に歯止めがかからない。写真は7月29日、ハノイで撮影(2020年 ロイター/Kham)

[ハノイ 3日 ロイター] - ベトナム中部の観光地ダナンで発生した新型コロナウイルスの感染再拡大に歯止めがかからない。国営メディアによると、計3700人を雇用する市内4工場で感染が確認される事態となっている。

また現地紙の報道によると、ダナン市内の別の工業団地でも4人の感染が確認された。同団地に勤務する人は計7万7000人に上る。

ベトナムでは1月末に新型コロナ感染が初めて確認されたが、厳格な措置によって封じ込めに成功。7月24日にダナンで感染者が出るまで、国内での新たな市中感染は3カ月以上報告されていなかった。

関係筋によると、今回の感染源は依然として不明。首都ハノイを含む少なくとも10カ所に感染が飛び火しており、政府によると、23%が無症状感染者という。

グエン・スアン・フック首相は3日、新たな感染抑制のためには8月初めが「断固とした対応を取るべき時期」とし、今回の感染拡大は前回よりも「深刻な影響」を及ぼす可能性があるとした。

ロイターの分析によると、ベトナムが過去7日間に実施した新型コロナ検査は5万2000件。政府は、ダナン市民110万人の全員を対象に検査を実施する計画を発表している。また、ダナンでは娯楽施設の封鎖や移動制限など、ロックダウン(都市封鎖)も実施している。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

中国主席、APEC首脳会議で多国間貿易保護訴え 日

ビジネス

米国株式市場・序盤=ナスダック1.5%高、アップル

ビジネス

利下げでFRB信認揺らぐ恐れ、インフレリスク残存=

ビジネス

ECB、金利変更の選択肢残すべき リスクに対応=仏
MAGAZINE
特集:高市早苗研究
特集:高市早苗研究
2025年11月 4日/2025年11月11日号(10/28発売)

課題だらけの日本の政治・経済・外交を初の女性首相はこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読み方は?
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    【ウクライナ】要衝ポクロウシクの攻防戦が最終局面…
  • 5
    女性の後を毎晩つけてくるストーカー...1週間後、雨…
  • 6
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺…
  • 7
    海に響き渡る轟音...「5000頭のアレ」が一斉に大移動…
  • 8
    必要な証拠の95%を確保していたのに...中国のスパイ…
  • 9
    【クイズ】12名が死亡...世界で「最も死者数が多い」…
  • 10
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読み方は?
  • 4
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 5
    【話題の写真】自宅の天井に突如現れた「奇妙な塊」…
  • 6
    中国レアアース輸出規制強化...代替調達先に浮上した…
  • 7
    【ウクライナ】要衝ポクロウシクの攻防戦が最終局面…
  • 8
    超大物俳優、地下鉄移動も「完璧な溶け込み具合」...…
  • 9
    女性の後を毎晩つけてくるストーカー...1週間後、雨…
  • 10
    熊本、東京、千葉...で相次ぐ懸念 「土地の買収=水…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になり…
  • 5
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ…
  • 6
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 7
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレ…
  • 8
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 9
    バフェット指数が異常値──アメリカ株に「数世代で最…
  • 10
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中