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中国、ルビオ米上院議員らに制裁 ウイグル問題で報復
7月13日、中国政府は、米政府が新疆ウイグル自治区での人権侵害に制裁を科すと発表したことを受けて、米国の複数の当局者・組織に制裁を科すと表明した。写真はマルコ・ルビオ米上院議員。ワシントンで5月、代表撮影(2020年 ロイター)
[北京 13日 ロイター] - 中国政府は13日、米政府が新疆ウイグル自治区での人権侵害に制裁を科すと発表したことを受けて、複数の米議員のほか、議会委員会に制裁を科すと表明した。
制裁の対象とされたのは共和党のマルコ・ルビオ上院議員、テッド・クルーズ上院議員、クリス・スミス下院議員のほか、宗教の自由を巡る問題担当特別大使を務めるサム・ブラウンバック氏。中国問題に関する連邦議会・行政府委員会(CECC)も対象とされた。ルビオ議員、クルーズ議員、スミス議員は中国の人権問題に関する法案に支持を示している。
中国外務省の華春瑩報道官は記者団に対し「米国の行動は中国に対する著しい内政干渉にあたる。国際関係の基本的な規範に反するもので、米中関係は深刻に阻害された」と非難。「状況の展開次第で、中国は一段の対応策を取る」と述べた。ただ具体的には明らかにしなかった。
制裁対象とされた議員らは特に懸念を示しておらず、ルビオ氏は「中国に嫌われているのだろうか」とツイッターに投稿。クルーズ議員は、中国共産党は「恐怖にかられて攻撃しているのだろう」と投稿した。
米政府は9日、中国の新疆ウイグル自治区での人権侵害に関与したとして、同自治区トップの陳全国・共産党委員会書記ら当局者4人に制裁を科すと発表した。
*内容を追加しました。