ニュース速報

ワールド

米コロナ禍、フロリダICU患者急増 テキサス新規感染1万人超

2020年07月08日(水)06時43分

米フロリダ州で新型コロナウイルス感染者が急増していることを受け、州内の50以上の病院で集中治療室(ICU)が満床に達したことが分かった。同州マイアミデイド郡の病院で6月撮影(2020年 ロイター/Marco Bello)

[7日 ロイター] - 米国で7日、新型コロナウイルス感染を巡る状況が悪化している。フロリダ州では感染者の急増を受け、州内の50以上の病院で集中治療室(ICU)が満床に達したことが分かった。

州当局が7日公表したデータによると、州内67郡のうち25郡の54病院でICUが満床となったほか、30の病院でICUの利用率が90%以上だったという。

また、7日時点の利用可能な成人用ICUは州全体の6010床のうち17%で、3日前の20%から低下した。

フロリダ州の新型コロナ感染者数は先月に急増。先週は1日当たりの新規感染者数が3回にわたり1万人を超えた。新型コロナ感染症による先週の死亡率は前の週から約19%上昇し、州内の死者数は3800人超となっている。

テキサス州でもこの日、1日当たりの新規感染者が1万人を超え、これまでの最多を更新。新型コロナ流行が極めて深刻だった時期に欧州各国が記録した感染者数を大きく上回る。

同州では6月、新型コロナ感染率が154%に達した。検査の陽性率も7月に入り13%と、5月末時点の5%から悪化している。

モンタナ、オクラホマ、ミズーリの3州でもこの日、1日当たりの新規感染者がこれまでの最多を記録した。

ロイターの算出によると、米42州で過去2週間に新型コロナ感染者が増加し、全米の感染者は300万人に迫っている。国内の新型コロナ感染症による死者も6日時点で13万人を突破した。ワシントン大学保健指標評価研究所(IHME)が同日示した11月1日までの死者予測は20万8000人。

新型コロナ感染者数は増加しているものの、トランプ大統領は学校を秋に再開させるよう各州知事に圧力をかけると言明。「再開の時だ。感染が再拡大すれば、感染の火を消し止める」と述べた。

しかしトランプ政権は、安全な学校再開の指針は明確にしていない。

共和党知事が率いるフロリダ州では前日、今秋の学校再開に向けた行政命令が発令された。

一方、ミシガン州のウィットマー知事(民主党)は、ウイルス感染再拡大を踏まえ、学校再開の決定は時期尚早との認識を示した。

*内容を追加しました。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

ロシア、黒海の石油施設に被害 ウクライナが無人機攻

ビジネス

中東戦争でインフレ加速・成長鈍化の恐れ、世界成長の

ワールド

トランプ氏、日本など名指しで非難 対イラン軍事作戦

ワールド

トランプ氏、イラン「一夜で壊滅」も 7日までの合意
MAGAZINE
特集:トランプの大誤算
特集:トランプの大誤算
2026年4月14日号(4/ 7発売)

国民向け演説は「フェイク」の繰り返し。泥沼化するイラン攻撃の出口は見えない

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 2
    「考えの浅い親」が子どもに言ってしまっている口ぐせ・ワースト1
  • 3
    【銘柄】イラン情勢で一躍脚光の「NEC」 防衛・宇宙の2大テーマでAI懸念を払拭できるか
  • 4
    地面にくねくねと伸びる「奇妙な筋」の正体は? 飛行…
  • 5
    トランプ、イランに合意期限「米東部時間6日午前10時…
  • 6
    「高市しぐさ」の問題は「媚び」だけか?...異形の「…
  • 7
    イラン戦争の現実...アメリカとイスラエル、見え始め…
  • 8
    攻撃開始日も知っていた?──イラン戦争を巡る巨額取引…
  • 9
    人口減の自治体を救う「小さな浄水場」──誰もが常に…
  • 10
    スパイス企業の新戦略...エスビー食品が挑む「食のア…
  • 1
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 2
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅」企業が救う、ウクライナの未来
  • 3
    イラン戦争の現実...アメリカとイスラエル、見え始めた限界
  • 4
    「考えの浅い親」が子どもに言ってしまっている口ぐ…
  • 5
    攻撃開始日も知っていた?──イラン戦争を巡る巨額取引…
  • 6
    なぜイスラエルは対イラン戦争を支持するのか...「イ…
  • 7
    【銘柄】イラン情勢で一躍脚光の「NEC」 防衛・宇宙…
  • 8
    中国がイラン戦争最大の被害者? 習近平の誤った経…
  • 9
    「高市しぐさ」の問題は「媚び」だけか?...異形の「…
  • 10
    年金は何歳からもらうのが得? 男女で違う「最適な受…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅」企業が救う、ウクライナの未来
  • 4
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...…
  • 5
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの…
  • 6
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 7
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 8
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 9
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 10
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中