ニュース速報

ワールド

中国全人代の決定受け香港情勢深く憂慮、注視していく=菅官房長官

2020年06月01日(月)13時00分

菅義偉官房長官は1日午前の会見で、中国が全人代(写真)で「香港国家安全法」の制定方針を決定したことについて深い憂慮の念を示した。5月撮影(2020年 ロイター/Carlos Garcia Rawlins)

[東京 1日 ロイター] - 菅義偉官房長官は1日午前の会見で、中国が全国人民代表大会(全人代、国会に相当)で「香港国家安全法」の制定方針を決定したことについて深い憂慮の念を示し、日本政府として一国二制度の下での香港の民主的・安定的発展を支持し、情勢を注視していく方針を示した。

同長官は「今回の中国の決定に対し、米国の反応も含めて国際社会からさまざまな意見がある」として、「関係国とも連携して対応していきたい」と述べた。

新型コロナウイルスに国際社会が一致して対応することの重要性も強調した。

また、トランプ米大統領が6月末の開催を目指していた主要7カ国首脳会議(G7サミット)を9月以降に延期する方針を明らかにしたことに関して、詳細についてのコメントは避けるとしつつ、日米で緊密にやり取りを行っているとした。「G7の枠組みは、参加国で(国際的な問題について)取り組み方針や連携を確認する場として引き続き重要だ」との認識を示した。

トランプ大統領がG7にロシア、韓国、オーストラリア、インドを招待する考えを示したことについて、菅官房長官は「4カ国はいずれも日本にとって重要なパートナーだが、一概に申し上げることは控えたい」と述べた。

国内でのコロナウィルス感染状況について、北九州市で新たに小学校で複数人数の感染が確認され、北九州市ではクラスターの発生と発表している。しかし菅官房長官は、感染者の半数近くが医療機関での事例であることなどを理由に「北九州市の事例をクラスターと判断しているわけではない」との認識を示した。学校での感染防止については、登校再開に向けた衛生管理マニュアルに沿って引き続き感染拡大防止に努めていくとした。

また企業に対しては、6月1日が新卒者の採用選考活動の開始日に当たることを踏まえ、面接でのネット活用など感染拡大防止に努めつつ、中長期視点での新卒採用活用を進めていくよう、あらためて要請する予定だと語り、採用抑制の動きをけん制した。

*一部表現を修正して再送します。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

ボルボ・カー、第4四半期利益が前年比68%減 関税

ビジネス

日鉄、今期の最終赤字700億円に拡大へ 室蘭製鉄所

ワールド

米株式市場の「ソフトウェアマゲドン」、買い機会か見

ビジネス

ソニーG、純利益3回目の上方修正 メモリー「最低限
MAGAZINE
特集:トランプの帝国
特集:トランプの帝国
2026年2月10日号(2/ 3発売)

南北アメリカの完全支配を狙うトランプの戦略は中国を利し、世界の経済勢力図を完全に塗り替える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 2
    致死率は最大75%のニパウイルスが、世界規模で感染拡大する可能性は? 感染症の専門家の見解
  • 3
    グラフが示す「米国人のトランプ離れ」の実態...最新世論調査が示すトランプ政権への評価とは
  • 4
    エプスタインが政権中枢の情報をプーチンに流してい…
  • 5
    高市首相の発言は正しかった...「対中圧力」と「揺れ…
  • 6
    ユキヒョウと自撮りの女性、顔をかまれ激しく襲われ…
  • 7
    米戦闘機、空母エイブラハム・リンカーンに接近した…
  • 8
    トランプ不信から中国に接近した欧州外交の誤算
  • 9
    アジアから消えるアメリカ...中国の威圧に沈黙し、同…
  • 10
    電気代が下がらない本当の理由――「窓と給湯器」で家…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 3
    180万トンの「リチウムごみ」を資源に...EV電池の「副産物」で建設業界のあの問題を解決
  • 4
    日本への威圧を強める中国...「レアアース依存」から…
  • 5
    ロシア軍の前線で「弾よけ」にされるアフリカ人...兵…
  • 6
    致死率は最大75%のニパウイルスが、世界規模で感染…
  • 7
    「出禁」も覚悟? ディズニーランドで緊急停止した乗…
  • 8
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 9
    町長を「バズーカで攻撃」フィリピンで暗殺未遂、大…
  • 10
    高市首相の発言は正しかった...「対中圧力」と「揺れ…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 3
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 6
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 7
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 8
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 9
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 10
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中