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独、6月29日に社会的距離緩和へ 6日から10人以下の集会も=高官

2020年05月27日(水)04時20分

ドイツ連邦政府と16連邦州の首相は、新型コロナウイルス感染拡大防止に向けたソーシャル・ディスタンシング(社会的距離)措置を6月29日まで延長する方針で合意した。写真はライン川のほとりで憩う人々。5月21日、ケルンで撮影(2020年 ロイター/Thilo Schmuelgen)

[ベルリン 26日 ロイター] - ドイツ連邦政府と16連邦州の首相は、新型コロナウイルス感染拡大防止に向けたソーシャル・ディスタンシング(社会的距離)措置を6月29日まで延長する方針で合意した。政府高官が明らかにした。

新指針は27日に発表される見通し。

メルケル首相は当初、感染の第2波到来を警戒し、他人との距離を少なくとも1.5メートル保つ規制を7月5日まで延長する方針を提案。しかし、感染状況は州によって異なることから、一部の州政府からの強い要請を受けて6月29日に前倒しすることで同意したと、ビルト紙が報じた。

さらに、6月6日から公共の場で10人以下の集会を許可することでも合意した。

ドイツでは新型コロナ感染症による死者は8300人強と、死亡率は比較的低水準にとどまっている。3月半ばにロックダウン(都市封鎖)措置の段階的な緩和に踏み切った後も、感染者数が大幅に増加している兆候は確認されていない。

また、政府筋によると、新型コロナ流行に伴い導入した欧州31カ国への渡航制限を6月中旬に解除することも検討されている。

*内容を追加しました。

ロイター
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