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第2次大戦以来「最大の試練」、新型コロナ感染拡大で国連事務総長

2020年04月02日(木)08時59分

国連は新型コロナウイルス感染拡大に関し、各国および世界経済に「悲惨な」長期的影響を及ぼす可能性があると警告し、パンデミック(世界的な大流行)との戦いで国際協力の強化を呼びかけた。写真はグテレス事務総長。2月24日、スイスのジュネーブで撮影(2020年 ロイター/Salvatore Di Nolfi)

[1日 ロイター] - 国連は新型コロナウイルス感染拡大に関し、各国および世界経済に「悲惨な」長期的影響を及ぼす可能性があると警告し、パンデミック(世界的な大流行)との戦いで国際協力の強化を呼びかけた。

国連のグテレス事務総長は今週、新型コロナ危機への対処に関する報告書の公表に当たってオンライン記者会見を行い、「COVID-19(新型コロナウイルス感染症)は国連創設以降でわれわれが直面する最大の試練だ」と述べた。国連は第2次世界大戦終結を受け75年前に創設された。

国連報告書は各国に対し、世界保健機関(WHO)の指針に従うほか、新型コロナ感染拡大を抑制するため、検査・検疫・治療強化を含め、早急な措置を取るよう求めている。

また、世界の国内総生産(GDP)の少なくとも10%に相当する額の多国的な対応も呼び掛けている。

ロイターのデータによると、新型コロナではこれまでに世界中で87万8000人超が感染し、4万3000人超が死亡している。

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